InterBEEではカメラバッグの展示も豊富。国内で取り扱う主要なブランドが出揃い、直に触ることができる貴重なチャンス。各メーカーの簡単な特色と注目の新製品情報をまとめた。
◇ポータブレイス（取り扱いは三友 http://www.portabrace.jp/）
ポータブレイスは放送・業務用の映像機材や音声機材の専用ケースメーカーとして30年以上の歴史を持つ米国ブランド 。
新製品としてハードケースのラインナップを充実。右は「PB2400F」（￥18,270）小さなブロックのウレタン素材を仕切りとして使用。左は「PB2500DK」（￥39,060）間仕切りにプラスチックのディバインダーを採用したもの、内寸は縦33×幅24×高さ15㎝。
昨年より底面がラバー素材に改良されたCS-DVシリーズ。水や汚れに強く、場所を選ばずにどこでもサッと置きやすい。
ソニーのHDR-HC1がずっぽり入るミニDVカメラホルスター「CH-2」（￥16,800）。調整可能なベルトで腰にしっかりと固定する。
◇ペトロール（取り扱いはザハトラージャパン http://www.sachtler.co.jp/）
ペトロールのバッグは頑丈さに加え、機材を収納の使い勝手にも配慮し、製品の開口部を広く取り、機材の出し入れがスムーズに行えるようにデザインが特徴。製品には高い耐久性のナイロン生地と内部のフレームには、プラスチック、アルミニウムおよび鉄といった素材を使用している。ロゴも新しくなり新製品が多く展示されていた。
「PCTB-2」（￥50,400）は本体にキャスター、プルハンドルを装備。収納は2段に分かれており背面には17インチサイズのノートPCが収納できる。
ドクターバッグと名づけられたシリーズはいわゆる「お医者さんかばん」のように開口部が180度開く。上は「PDRB-5」（￥63,000）DVカメラ、HDカメラ本体にマットボックス、マイク、ビューファーを付けた状態で収納できる。本体内寸は縦67×幅30×高さ30㎝。
◇カタ（取り扱いはボーゲンイメージング http://www.bogenimaging.jp/jsp/index.jsp）
軍や警察特殊部隊のフィールドケースなども製造するカタ。独自のサーモ・シールド・テクノロジーを採用し、軽量性と耐衝撃性能を持つ。人間工学に基づいたデザインは他のカメラバッグとは一線を画し、展示ブースを興味深そうに覗う人も多かった。
バックパックの「R-101」（￥26,250）は全体をオープンにするファスナーとビデオカメラ本体のみをすぐに取り出せるように、小さめの開口部が取り付けられている。本体内寸は縦30×幅12×高さ38㎝、質量は1.5㎏と軽い。
◇THE PROTECTOR PLAN http://www.sekaido-bag.com/
55年以上にわたり放送局用の機材ケース・バッグを特注で制作してきた世界堂が手がける国内ブランド。各カメラ専用のサイズに合わせこんだ丁寧なつくりが特徴。
新製品の「SN-211」（￥26,250）はソニーHVR-A1J専用のカメラケースとなり、マイクを装着した状態でバッグ内にぴったりと納まるつくり。
「SV-208」（￥28,875）は小型ビデオカメラ用三脚ケース、開口部が広く、取り出ししやすく収納しやすい。中身はヴィンテンPRO-6HDV。
◇ワーキングイージー（取り扱いは摂津金属工業 http://www.settsu.co.jp/）
放送局用のソフトケースを中心に手がけるワーキングイージー。生地には防水性が高く、丈夫なコーデュラ、肩掛けベルトにはクッション性の高いスエードを採用。
今回の展示に新製品はなかったが、定番のアイテムが出揃っていた。
◇イギリスCPCASES社製「PRO BAG」（取り扱いはシネマックス http://www.cinemax.jp/menu01.html）
カメラをいれて足で踏んでも型くずれのしないフォーム素材を使用したセミハードケース。突然の衝撃や
振動にも強い構造。ラインアップはサイズ違いで3種類。パナソニックAG-DVX100B、ソニーHVR－V1Jクラス（524×170×190㎜）からパナソニックAJ-HPX3000、ソニーHDW-750クラス（675×255×260㎜)までをサポート。持ち手の部分は結合力の強いマジックテープを採用し、素早い着脱が可能。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/
