手ブレ補正がさらに進化したソニーのAVCHDビデオカメラHDR-CX520V/CX500V


ソニーは、内蔵メモリータイプのハイビジョンビデオカメラHDR-CX520VとCX500Vを発表した。発売は8月10日。CX520とCX500の違いは内蔵メモリーの容量(64GBと32GB)とボディカラーだけで、性能は同一。ボディカラーはCX520Vが黒、CX500Vがシルバー。いずれもメモリースティックPROとのデュアルメモリーだ。衝撃の手ブレ補正機能が話題となったHDDモデルXR520V/XR500Vの基本性能を受け継ぎながら、手ブレ補正と顔認識機能をさらに高めており、そのほかにも見逃せない機能アップが盛り込まれている。


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HDR-CX520V(上)とHDR-CX500V(下)。メモリー容量の違いだけで性能は同一。ボディカラーの違いが識別点
手持で歩き撮りする際の大きなブレまで補正する「アクティブモード」手ブレ補正が大きな話題となったHDR-XR520V/XR500V。その強力な手ブレ補正機能と低照度でもきれいに撮れる点が高く評価されているベストセラーモデルだが、一方でHDDモデルゆえ重さに関する不満が少なくないという。そこで、小型軽量化では優位な内蔵メモリータイプのCXシリーズにその機能を移植したモデルが、HDR-CX520V/CX500Vだ。12倍ズームのGレンズや、低照度に強い裏面照射CMOSセンサーExmor R、映像処理エンジンBIONZなど、基本部分はXR520V/XR500Vから受け継いでいる。
バッテリーも加えたCX520Vの質量は450gで、同じくXR520Vの580gと比較すると130gも軽い。手に持ったときの重さが気になるユーザーにとって、この違いは大きいだろう。その分、記録容量が小さくなるが、最高画質(FHモード/16Mbps)で7時間45分、最長(LPモード/5Mbps)で26時間35分の記録時間を確保している。メモリースティックも併用できるので、実用上不足はないだろう。
回転方向でもブレない
手ブレ補正機能では他社を一歩リードするソニーだが、ライバルの猛追を横目で睨みつつ、さらに一歩ぬきんでるための策を講じてきた。それが、これまでの光学式に加え電子式を併用する「新アクティブモード」だ。従来の「10倍補正」は上下左右のみの対応だったが、今度は回転方向のブレにも対応する。上下左右のブレは光学式が受け持ち、回転方向のブレを電子式で補正する方式だ。
新しい「アクティブモード」の効果は絶大で、XR520Vではわずかながら残っていた歩き撮りの際の揺れが、CX520Vではほぼ抑えられた。電子式を採用した影響で若干画角が狭くなる。
一人の顔に集中する
「顔キメ機能」もさらなる進化を遂げ、「優先顔キメ機能」が追加された。従来は画面の中の顔を認識して追従しながらフォーカスを合わせるところまでだったが、今度は複数の顔がある場合は液晶モニターをタッチすることで特定の一人を優先して追従してくれる。例えば、運動会や学芸会で大勢の中から自分の子供だけを追い続けるといったことが簡単にできる。笑顔に反応して静止画シャッターを切る「スマイルシャッター」にも優先「顔キメ」は使用できる。フォーカス以外のカラー調整や明るさについても、優先枠の補正が他の顔に流用される。
また、顔検出とAF制御の連動が向上したため、追従機能そのものが強化されている。被写体の動きに合わせて大きくカメラを動かしたり、被写体をアップにしたときのフォーカスの外れが起こりにくい。被写体の手前を何かが横切った際にフォーカスが迷う現象が起こるが、再びフォーカスが合うまでのリカバリー時間も短縮されている。
細部にわたる機能アップ
ビューファインダーは省略されているが、液晶モニターはCXシリーズの従来機CX120の2.7インチから3.0インチへと拡大されて見やすくなり、また液晶のUIも一新され、スクロール操作で設定がしやすく、視認性も向上。よく使う設定を「マイメニュー」として6つまで登録できる。
XR520Vに搭載された記録した映像のポイントだけを再生する「ハイライト再生」は、さらに進化して再生時の「設定シナリオ」を保存できるようになった。また、GPS機能も一歩前進し、現在位置を示す精度が向上した。GPSの情報を映像に盛り込むことで、旅行先で撮った映像の楽しみが広がる。
フルHDプログレッシブ出力に対応、HDMI接続時に60pで出力可能で、表示可能なテレビに接続すればより滑らかな再生が行える。さらにカメラ側からHD信号が送れるので、既存のDVDライターでもAVCHDディスクの作成が可能になった。
これらの細かな機能アップも、CX520V/CX500Vの魅力を高めることに大きく貢献している。高画質とよりよい使い勝手をコンパクトなボディに凝縮した注目のモデルだ。なお、セミソフトキャリングケース(税込5,950円)やソフトキャリングケース(税込4,935円)、三脚機能付シューティンググリップ(税込10,500円)などのアクセサリー新商品も8月10日発売。同じく、従来の1/2以下のサイズコンパクト化したDVDライターVRD-MC6(オープン価格・推定3万円前後)も同時発売。
HDR-CX520V オープン価格(推定14万円前後)
HDR-CX500V オープン価格(推定12万円前後)
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