CMOSの動体歪みを補正するAfterEffects用プラグイン「RollingShutter」登場


(株)フラッシュバックは2009年10月20日、the foundry社のAfterEffects用プラグインソフト「RollingShutter(ローリングシャッター)」の販売を開始した。RollingShutterは撮像素子にCMOSを使用するカメラ特有の歪みを自動補正する機能を持つ。


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元画像(上)と修正後(下)の比較。ローリングシャッター現象により斜めに歪んだポールが大幅に修正されているのが確認できる。(画像をクリックすると動画サンプルにジャンプします)
RED ONEやXDCAM、AVCHDカメラ、iPhoneなど撮像素子にCMOSを使用するムービーカメラは多い。EOS 5D MarkⅡをはじめ、動画撮影に対応するデジタル一眼カメラにも広く採用されている。
CMOSはイメージを単体のスナップショットとして撮影するのではなく、イメージの上から下までの全フレームをライン(走査)ごとに記録する「ライン露光順次読み出し(ローリングシャッター)」を行う。この方式はCCDに比べ消費電力が少なく、高速の読み出しをより低価格で実現できるメリットがある。しかし一方で、素早く動く被写体をとらえたり急にカメラを左右にパンニングした際、動く被写体が斜めに歪んだり(下図)、画面にひずみが発生するといった、CCDでは見られない現象(ローリングシャッター現象)が生じてしまう。
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ローリングシャッターにおける動く被写体の歪みのイメージ。
「RollingShutter」はLocal Motion Estimation technology(ローカルモーション推定技術)を使用することで、カメラと相対的に動いている部分のイメージを自動的に修正し、「動体歪み」 や画面に発生した 「ひずみ」 だけを取り除くことができる。複数の被写体が異なる方向とスピードで動いている場合でも修正は可能で、この補正によって動いていない部分が歪んでしまうことはない。補正を行うことでトラッキングソフトウェアが映像のひずみに影響されず、効果的にトラッキングを行うことが可能になる。
Adobe AfterEffectsのCS3/4に対応するプラグインで、対応OSはMac OS X(Intel Macユニバーサル対応、10.6 Snow Leopardには09年10月時点で未対応)とWindows XPの32ビットと64ビット、Vistaの32ビット(64ビットには未対応)。ダウンロードによる販売だが、1つのライセンスで使用できるのは固定された1台のマシンのみで、別のマシンで使うにはライセンスの手続き変更が必要となる(1回目は無償、2回目以降は有償)。
RollingShutter ¥60,690(税込/ダウンロード販売)
http://www.flashbackj.com/foundry/rolling_shutter/
問:(株)フラッシュバック Tel.03-5795-0410