広角に強いビデオカメラ『ソニーCX550V』がついに日本でも発表!


アメリカで開催されていた世界最大級の家電ショー『International CES(セス)』でも発表され、話題を集めていた広角に強いビデオカメラCX550Vが、日本でも発売決定! 発売日は、2月19日。オープン価格で、市場想定価格は13万円前後となる。 


◆何といっても注目は画角の広さとSDカード対応!
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やはり注目は、29.8mm(動画撮影時)、26.3mm(静止画撮影時)というこれまでの家庭用カメラでは考えられない画角の広さ。前モデルCX520Vのワイド端の画角が43mmだったのだから、驚くべき進化だ。外形寸法を比較すると、CX520Vが幅62×高さ65×奥行133mmだが、CX550Vは幅66×高さ74×奥行143mmと、若干のサイズアップではあるものの、ここまでコンパクトに収めてきたのはさすが。
記録メディアは、内蔵メモリー64GBとメモリスティックデュオ、それに加えてSD/SDHCカードにも対応となる。価格も安価でデジカメなどとも使い回しができるSDカードが採用されたのは、うれしいユーザーも多いのではないだろうか。記録メディアも大容量になってきたので、それほど困らないことかもしれないが、スロットが底面に配置されることになるので、三脚使用時にはカード交換はできない。
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CX520Vでは搭載されていなかった、ビューファインダー、マイク端子・イヤホン端子もきっちり装備。バッテリーは今回から新たにVシリーズを用意。上位互換となるため、このバッテリーを以前のハンディカムに使用することはできるが、以前のバッテリーをCX550Vに使用することはできない。
◆前モデルとのスペック比較表

HDR-CX550V HDR-CX520V
規格 AVCHD
記録メディア 内蔵メモリー64GB/SD/SDHC/メモリースティックデュオ 内蔵メモリー64GB/メモリースティックデュオ
撮像素子 1/2.88型 Exmor R CMOSセンサー
画素数 総画素数:約663万画素/有効画素数415万画素
レンズ 光学10倍 光学12倍
35mmスチル換算 29.8-298mm 43-516mm
最低被写体照度 ローラクスモード時:3lux(オートスローシャッターON、シャッタースピード1/30)
手ブレ補正 光学式、電子式のハイブリッド補正
静止画記録(最大) 1200万画素
液晶モニター 3.5型(93万画素) 3型(23万画素)
フィルター径 37mm
外形寸法 W66×H74×D143mm W62×H65×D133mm
質量(撮影時) 約490g 約450g

◆オート撮影もマニュアル撮影も充実
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今回のモデルから、マニュアル撮影モードに『絞り優先』と『シャッター優先』が加わった。ボケ味を露出でコントロールしたり、蛍光灯下のフリッカー対策もできるようになった。また、オート撮影も新たに『iAUTO』機能を用意された。液晶を開いたターミナル部分に設置された「iAUTO」ボタンを押すだけで、顔、シーン、揺れ、屋外・屋内という4つの要素を組み合わせて、撮影状況に応じてカメラが最適な設定を自動で選択してくれる。その組み合わせは、約90通りにも及ぶという。
この他、前回から好評の手ブレ補正は、広角側だけでなく望遠側でも効くようになった。また、AVCHDの最高レートである24Mbpsへの対応も見逃せない。1月20日発売の2月号では、前モデルとの画質比較なども含めてレポートしているので、お見逃しなく!
◆ラインナップも3クラス全6機種と充実!
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最上位機種のHDDモデル・XR550V(HDD240GB+SD/SDHC/MS)想定価格15万円前後。2月19日発売。
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中級機の内蔵メモリーモデル・CX370V(64GB+SD/SDHC/MS)想定価格11万円前後。2月19日発売。カラーバリエーションにはボルドーブラウンとシルバーがある。

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中級機のHDDモデル・XR350V(HDD160GB+SD/SDHC/MS)想定価格12万円前後。2月19日発売。
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エントリーモデルの内蔵メモリーモデル・CX170(32GB+SD/SDHC/MS)想定価格6.5万円前後。1月29日発売。カラーバリエーションはシルバー・ブラック・レッド・ブルーの4パターン。
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エントリーモデルのHDDモデル・XR150(120GB+SD/SDHC/MS)想定価格8万円前後、1月29日発売。
最後に10年春モデルのラインアップを紹介しておこう。3クラスで、いずれも内蔵メモリーモデルとHDDモデルがある。今回は、全機種で裏面照射型のExmor R CMOSセンサーを搭載し、24Mbps記録に対応している。最上位機種は、1/2.88型センサーを搭載したHDR-CX550VとXR550V。中級機のCX370V、XR350Vは、1/4型センサーとなる。エントリークラスのCX170、XR150は最広角が37mmとなるが、光学25倍で、電子式のアクティブ手ブレ補正が搭載される。(編集部・萩原)
◆製品詳細はこちらhttp://www.sony.jp/handycam/
◆製品のプレスリリースhttp://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201001/10-0114/

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