第2回恵比寿映像祭開催


「映像とは何か?」をめぐる問いと答えを、さまざまな選択肢を試しながらそれぞれ探し求めていく。そんなスタンスで始まった恵比寿映像祭。その第2回が2月19日から28日まで、東京都写真美術館にて開催される。アートを軸に、さまざまな形態や目的を持った映像作品を集め、「そのまま見る」「体感する」「議論する」10日間。会期中は連日20時まで開館し、いつもとは違う美術館の楽しみ方で作品を鑑賞できる。


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第2回恵比寿映像祭のテーマは「歌をさがして」。日本語の「うた」という語は、「歌」のほかに「唄」「詩」「謡」「詞」という意味で用いられ、映像との関連で言えば、「映像と音楽」「映像と詩」「映像と言葉」といったつながりが想起できる。
一方で、どちらにも実体はなく、演奏されたり再生されて「体験される」ことによって成り立つもの。そうした「場」と「時間」を経験することで人々に記憶され、そうした記憶の共有からコミュニケーションが生まれる。このように、まったく異なる表現形態でありながら共通項は多い。
本展には国内外からさまざまな映像作家、アーティスト、ミュージシャン、パフォーマーなどが参加。それぞれのスタンスや表現で「歌」と「映像」にアプローチした作品が展開される。内容は映像作品の上映や展示、インスタレーション、パフォーマンス、トークイベント、会場を飛び出してのオフサイト展示など多岐にわたる。かつて時代の先端を走った映像作品から現代の最新のテクノロジーを取り入れた作品まで、あらゆる音と映像の体験が味わえる。
開催概要
会期 : 2010年2月19日~28日
会場 : 東京都写真美術館
     東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内(JR・東京メトロ「恵比寿」下車)
     10:00~20:00開館(最終日のみ18:00まで、会期中無休)
入場料 : 無料 ※定員制の上映プログラム、イベントは有料
主催 : 東京都/東京都写真美術館/東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)/日本経済新聞社
共催 : 恵比寿ガーデンプレイス
協力 : J-WAVE

問:東京都写真美術館 Tel.03-3280-0031
公式サイト http://www.yebizo.com

主な出品アーティスト

[上映]
フィオナ・タン(オランダ)、アルフレッド・ジャー(チリ)、シリン・ネシャット(イラン)、C.W.ウィンター+アンダース・エドストローム(アメリカ/スウェーデン)、イェスバー・ユスト(デンマーク)、ジョン・アルバート(アメリカ)、坂本龍一+高谷史郎(日本)、高嶺剛(日本)、山城知佳子(日本)、津野敬子(日本)
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(左)アルフレッド・ジャー《ムシマ》2005年©Alfredo Jaar
(右)ヴィルギル・ヴィードリッヒ《Fast Film》2003年©Virgil Widrich


[展示]
ヴィト・アコンチ(アメリカ)、ポール・マッカーシー(アメリカ)、ジョナス・メカス(アメリカ)、ジョン・ケージ(アメリカ)、ナム・ジュン・パイク(韓国)、ミン・ウォン(シンガポール)、エンネ・ビアマン(ドイツ)、アンリ・カルティエ=プレッソン(フランス)、タシタ・ディーン(イギリス)、都築響一(日本)、生西康典+さや(テニスコーツ)+山本精一+ククナッケ(日本)ほか
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(左)ミン・ウォン《Four Malay Stories(馬来四伝)》2005年のためのビルボード©Ming Wong
(右)カタリーナ・ズィディラー《特定のだれかか何かについての1、2の曲》2007年©Katarina Zdjelar

[オフサイト展示]
藤本隆行+真鍋大度+石橋素(インスタレーション)、山城知佳子(屋外上映)
[ライブイベント/アーティストトーク/カフェ・プロジェクション]
吉増剛造(上映+レクチャー)、Yebizoラウンドテーブル(柳澤田実、大橋完太郎、平倉圭、ドミニク・チェン、榑沼範久/トークライブ)、都築響一(レクチャー)、タン・クーフェン(シンガポール/レクチャー)ほか
yebizo05.jpg藤本隆行(dumb type)
シンガポール・ビエンナーレ2008におけるLEDインスタレーション(中谷芙二子とのコラボレーション)
©Fujimoto Takayuki