シャープ、スマートフォンなど小型機器向け裸眼3Dパネルを量産開始


 シャープは4月2日、裸眼3Dパネルの技術発表会を開催した。今回開発した3D液晶パネルは3・4インチ。発表会の会場にはタッチパネル式裸眼3Dパネルを搭載したスマートフォンや二眼カメラなどの試作機が参考展示されていた。


◆今回、参考展示されていた裸眼3Dパネル搭載の2眼カメラ
sharp_3D01.jpg 
sharp_3D02.jpg▲裸眼3Dパネルを搭載した二眼カメラの試作機。二点タッチが可能なタッチパネル式で、適正視聴距離は30cmの位置。スイートスポットの幅は±3cmほどだ。3.4型でパネルの画素数は854×480ピクセル。2D時の輝度は同社従来モデルの約2倍の500cd/㎡を実現した。

 シャープではスマートフォンやゲーム機、デジタルフォトフレームなどの小型機器をはじめ、パソコンなど10インチを超える商品への搭載も視野に入れている。
◆裸眼3Dの技術
sharp_3D03.jpg
 今回の技術では、縦じま状の光学視差バリアを設けて光の進行方向を制御し、左右の目に届く光の視差を応用した「視差バリア方式」を採用。 
◆会場には動画のデモも展示

(*撮影時の手ブレはごめんなさい…)
会場には動画再生のデモも行われており、実際に視聴することができた。この裸眼3Dパネルにはクロストーク(二重像)もなく、キレイに3Dに見えるスイートスポットがある。適性視聴距離は30cm、スイートスポットの幅は±3cmとなっているため、ここを外すとキレイな3D映像を楽しめない。アクティブシャッター方式の3Dテレビと違い、メガネはかけなくてよいものの、視聴範囲が狭くなっている。
 気になるコンテンツについては動画、写真、メールなどの3D表示を見込んでおり、今後コンテンツプロバイダーと共同開発していく。また、テレビ放送用に撮影された3Dコンテンツも技術的には、このパネルに表示可能で、メガネをかけずに視聴することもできるという。
 シャープでは、今年上期からタッチパネル機能を除いたタイプからシャープ三重工場にて順次量産していく構えだ。