市民がつくるTVF2011入賞30作品決定! 動画配信もスタート


31年間続いた「東京ビデオフェスティバル」(TVF/日本ビクター主催)が築き上げた市民映像文化を引き継ぎ、市民による手づくりの自主映像祭として発足した「市民がつくるTVF」。2011年度の作品募集では全国から277作品が寄せられ、この中から入賞作品30本(優秀作品賞15本、佳作15本)が選出された。12月10日からはオンラインでの動画配信がスタート、全入賞作品を見ることができる。
入賞作品のうち、優秀作品賞15本の中からビデオ大賞3本が選ばれ、また全入賞作品の中からサポーターの投票により「市民賞」を決定、さらに市民目線で作られたと評価された作品に「筑紫哲也賞」が贈られる。発表・表彰式&上映会は2011年1月29日、東京・蒲田の日本工学院専門学校の新校舎ホールにて開催される。


TVF2011_01.jpg
2010年1月に行われたプレ・イベントでの記念集合スナップ
NPOによる運営となって2回目の募集となる今回は、「プレ・イベント」として開催された1回目の159作品を大きく上回る277作品の応募があった。うち9作品は海外からのもの。下は中学生から最高齢90歳まで幅広い応募があり、60歳以上が全体の37%を占めるいっぽうで、大学生や専門学校生など学生を中心とした10~20代が48%を占め、シルバー層と若者層に大きく二分される内訳となっている。また女性の応募も目立ち、全応募者の32%を占めた。
作品ジャンルとしては約6割がドキュメンタリー作品で、世相を反映したジャーナリズム作品や、地域に目を向けたコミュニティビデオ、秘蔵映像から地域や家族のありようを考えた作品などが多く目にとまったという。また、ドキュメンタリーとドラマの垣根を取り払う試みや、CGやアニメーションと実写を組み合わせたオペラドラマ、砂絵アニメーションといった、新しい表現に挑戦する作品もあった。
一次、二次審査での絞り込みを経て、審査員による本審査が12月5日に実施された。3時間を超える議論の末、入賞作品30本(優秀作品賞15本、佳作15本)が決定した。このうち、優秀作品賞15本の中から、今年度を代表する「ビデオ大賞」(3作品程度)を選出する。また、今回よりNPOサポーターからの一般審査投票を受付け、全入賞作品の中で最も得票の多かった作品に「市民賞」を、市民目線のジャーナリズム作品に「筑紫哲也賞」を贈呈する。
TVF2011_02.jpg
12月5日の本審査の模様(公式ブログより)

入賞作品は下記のとおり
優秀作品賞(順不同)
1 「ろくろくの絆」 平野隆弘  埼玉県
2 「猛暑 親爺の呟き」 青柳完治  群馬県
3 「アポを訪ねて海南島」 駒崎絵美  東京都
4 「ゆらのの森の家族 ~鷲野さん一家の暮らし~」 森川雄一郎  山形県
5 「伊藤新道のミヤマモンキ<30年ぶりの高瀬川遡行>」 御法川直樹  神奈川県
6 「ある畑の物語 ~茨城県守谷市~」 長妻 洋  茨城県
7 「城南子ども放送局 ~城南特別支援学校~」 渡邊恭子(中央大学 FLP松野良一ゼミ)  東京都
8 「肱川嵐」 山内義徳  愛媛県
9 「近くて遠い学校」 るんみ  東京都
10 「TIME SLIP」 仙波 晃  東京都
11 「かたつむり」 寺田英雄  茨城県
12 「海の人」 薩摩浩子  神奈川県
13 「Crazy Park」 Ming-Hsiu Hsieh  台湾
14 「MY MODE」 池田 稔  栃木県
15 「山里に生きる」 佐藤哲郎  宮崎県
佳作(順不同)
1 「天使の惑星」 神奈川県立弥栄高等学校 ARTLiVE  神奈川県
2 「xy」 石原奈知  滋賀県
3 「団地はパニック!」 日高道徳  広島県
4 「日常という支配について」 松山 毅  大阪府
5 「落書きの壁」 清水まり子  兵庫県
6 「懐かしき、あの頃」 吉野和彦  長野県
7 「カンパネルラ」 加藤秀樹  埼玉県
8 「間」 髙田涼平/三好萌加  京都府
9 「イ・ナ・カ・ヘ♪ ~愛しい日常のはじまり~」 白木美和  山口県
10 「恩返し」 村上直子  滋賀県
11 「鏡の中のM」 田井 庸介  東京都
12 「東京陸軍航空学校少年飛行兵の記憶」 野口真菜美(中央大学 FLP松野良一ゼミ)  東京都
13 「祈りのある風景 琉球の信仰」 河辺明彦  新潟県
14 「亀五郎さん回想の旅」 阿部秀次  岩手県
15 「甦る海」 大隅楠夫  神奈川県
全入賞作品のネット配信が12月10日より行われ、誰でも自由に見ることができる。
http://tvf2010.org/nominate/vote2011.html
一般審査投票に参加できるのはサポーターのみだが、新規サポーターの募集は随時行っている。
NPOサポーターには、あらかじめ投票用の往復はがきが郵送される。投票の締め切りは2011年1月15日。
発表・表彰式/上映会の概要は下記のとおり
会場:日本工学院専門学校 新校舎ホール
東京都大田区西蒲田5-23-22
日時:2011年1月29日(土) 9:30~
タイムスケジュール
9:30~ 入賞作品上映会(優秀作品賞15本)
13:30~ 発表・表彰式(ビデオ大賞他、各賞の発表)
16:30~ トークフォーラム(審査評、映像制作を通じた未来社会づくりへの提言)
      ※審査員6名が出席予定
市民がつくるTVF審査員(敬称略)
大林宣彦 (映画作家)
小林はくどう(ビデオ作家、成安造形大学名誉教授)
佐藤博昭 (ビデオ作家、日本工学院専門学校講師)
椎名 誠 (作家)
高畑 勲 (アニメーション映画監督)
羽仁 進 (映画監督)

問 : NPO法人 市民がつくるTVF 事務局 Tel.03-6404-6613
公式サイト http://www.sprasia.com/tv/user/tvf/TVF1
公式ブログ http://blog.tvf2010.org/