10月8日から16日まで開催れたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011の特別テクニカルセミナーとして、ソニービジネスソリューション協力によりデジタルシネマF65を中心にデジタルシネマカメラを紹介するセミナーが開催された。


注目は先頃発表された8K CMOSセンサーを採用したシネアルタカメラF65。
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新開発のセンサーはスーパー35ミリサイズで総画素数約2000万画素の8K CMOS。水平解像度8Kを実現し、4Kコンテンツの制作が可能。120pモード時では、1〜120コマ/秒のバリアブルフレームレート記録も可能。24pの映画では最大5倍、30p(60i)のCMでも最大4倍速度のハイスピード撮影を実現する。記録は16ビットリニアRAW[F65RAW]として、SRMemoryというメモリーに記録される。SRMASTERポータブルレコーダーのSR-R4も展示された。
 F65RAWは各ノンリニア編集メーカーの賛同を得て、ネイティブに扱えるように開発を進めているという。また記録としては、F65RAWだけでなく、HDでの記録も選択可能。
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 モデルとしては
F65(4,935,000円)とロータリーシャッター/NDフィルターを内蔵したF65RS(5,985,000円)の2モデルが用意される。
ロータリーシャッターとはCMOSセンサー特有のローリングシャッター歪みを物理的にシャッターで遮光することで防ぐもので、REC中のコマ数変更時もシャッター開角度を自動調節、明るさを調節する。またロータリーシャッターに合わせて4種類のNDフィルターを搭載する。
価格は、従来のF35などと比較しても画期的に安いもの。
RED対抗の本命モデルがようやくソニーから出てきたわけで、映画やCMの現場でどれくらい支持されるのか注目だ。
セミナーでは実機は展示されたものの、
ファインダーでしか映像を確認することはできなかった。
両モデルとも2012年発売予定。
その他にスーパー35ミリセンサーのラインナップとしては、ソニーにF3とFS100Jがあり、F3用の電動ズームレンズがアナウンスされた。(実機の展示はなし)
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ちなみにF3は販売好調で、ソニーとしては、F65をCM制作会社に売りたいという構想だったが、今年始めに出たF3が好評でCM業界で多数使われているという。ズームレンズも当初は200万円ほどを想定していたが、数が出ることを見込んで100万円という価格になったとのこと。