無償のカラーグレーディングソフトがさらに機能強化!


ブラックマジックデザインは無償版DaVinci Resolveの最新バージョンDaVinci Resolve Lite 8.1 を発表した。


このバージョンアップにより、DaVinci Resolve Lite でカラーコレクションノードを無制限で扱えるようになる。
無制限ノードによって、ユーザーは、より複雑でクリエイティブなグレーディングが可能となる。2ノードまでに制限されていた旧バージョンでは、それ以上のノードを使いたい、というのが 強い要望であった。この最新バージョンは旧バージョンからの大幅なパワーアップとなる。
カラーコレクションの素晴らしさを普及させるため、DaVinci Resolve Lite はフルバージョンの DaVinci Resolve に含まれる数多くのパワフルな機能を搭載している。その驚くほどパワフルなツールセットが無償でダウンロード可能。
DaVinci Resolve Lite には、フルバージョンの DaVinci Resolveと同様の高品質なプロセッシング能力を持つが、プロジェクトはSDもしくはHD解像度のみ、装着できるGPUは1枚、RED Rocketカードも1枚に限定される。
ステレオ3D 機能、ノイズリダクション、パワーマスタリング、リモートグレーディング、リモートグレーディング、外部データベースサーバーとのプロジェクトの共有、といった機能はフルバージョンのDaVinci Resolveにのみ搭載される。
つまり、フルHDでの個人使用においては、
フルバージョンとほとんど機能的に変わる部分はない。

ソニーPCLがカラーコレクションシステム DaVinci Resolve (Mac版)を導入


 ソニーPCL株式会社は1951年に設立以来、映像コンテンツの企画・制作、撮影から編集・MA、ブルーレイおよびDVDのオーサリングやパッケージング、そしてイベントの企画・制作・運営などを手がける。また最先端の映像技術に常に挑戦し、3D映像や4K映像にもいちはやく対応している。近年、拡大すると見込まれる映像制作でのファイルベース化に対応するために同社が選んだシステムがDaVinci Resolveだ。
 同社ではコントロールサーフェス付きのDaVinci Resolveの導入に合わせCUBIX拡張ボックスも導入し、GPUを2枚、Red Rocketを1枚装着している。また専用のグレーディング室に設置した同システムのほかに、マシンルームにはResolve SoftwareをインストールしたMac(CUBIX+2GPU) を設置し、コンフォームなどのクライアントの立ち会い前の作業や、立ち会い後のレンダリングといった作業に使用している。グレーディング
の部屋とマシンルームのMacにはSANの他に、それぞれSASのRAIDが接続され、作業状況により任意のシステムと繋ぎ変えて運用している。そのため、コンフォーム作業をマシンルームで行い、グレーディングはグレーディング室で行うといった効率的なワークフローが実現する。
同社デジタルプロダクション事業部ビジュアルソリューション部の小髪清志氏は、Resolveの導入について
「DaVinciResolveはXMLに対応しているため、お客様の持ち込まれるオフラインデータの処理効率が上がったと感じます。」
また、同社カラリストの亀井嘉郎氏は
「DaVinci Resolveは様々なフォーマットに対応しているため、対応の幅
が拡がるのは嬉しいですね。 また、ファイルをインポートしてから作業を始めるのではなく、ダイレクトにファイルにアクセスできるのは大きな強みです」
と語っている。
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