魁!! ビデオ道場 2012年3月号


読者の投稿コーナー「ビデオパーク」が2012年1月号より「魁!! ビデオ道場」にリニューアルしました。
毎月1作品を「大賞」、次点の作品若干数を「入賞」としてセレクト。大賞受賞者には金2万円とオリジナルステッカー2枚、入賞者にはステッカー1枚を贈呈する新システムを導入しました。詳細は誌面をご覧ください。
今回はリニューアル後第3回目の掲載作品を紹介します。


【大賞】
地域行事
「山鹿灯籠」7分59秒

森本美代子さん(福岡県飯塚市)
撮影/ソニー HXR-MC 50J
編集/プレミアプロCS4
神秘的な“山鹿灯籠の列また列”は圧巻。どことなく異国情緒も手伝って、別世界を体験できた。作りは灯籠師による製作過程からきっちり追っており、クライマックスに向けてのストーリー性も感じる。きらりと光る作品。

【入賞】
行楽ビデオ
「ヴォルテックスパワーで」7分40秒

加藤須満子さん(東京都小平市)
撮影/キヤノン iVIS HV20
編集/プレミアプロCS4
息子さんの住むアメリカにご主人と共に乗り込んでの作品。雄大な景観もすばらしいが、孫と祖父、作者と息子、そして夫婦の、同時進行する家族愛を感じるのもこの作品の特徴。ラストのスローモーションが効果的。

【入賞】
ドキュメント
「鳥になった少年」8分

藤村正夫さん(埼玉県草加市)
撮影/ソニー HDR-FX7
編集/プレミアプロ
人力のゴム曵きによるグライダー訓練作品の最新版。今回はいろいろな手法を用いて編集にも力が入った作品になっている。ストーリーとして劇的な展開もあり、良質のドキュメント仕立て。テンポの良さも作者の真骨頂。

行楽ビデオ
「Short trip 忍野八海」6分15秒

田中憲司さん(東京都調布市)
撮影/キヤノン EOS 5D、ニコン D300S
編集/エディウス6
今回も「田中ワールド」満開。透き通った水で有名な富士山の名景勝地「忍野八海」を、移動ショットと超広角レンズでばっさりと切る。沢山ある池の色が一眼ムービーの濃い色味で、この地の幻想感が増している。

地域行事
「夏だより 納涼花火大会 ひみのはなび」4分44秒

後藤輝男さん(富山県高岡市)
撮影/パナソニック NV-GS500
編集/プレミアプロ2.0
地元方言の語りが良い。花火の映像をいろいろなシーンにオーバーラップさせ「花火」を作品の視点として構成したりと、なかなか凝った内容。今ではあまり見かけない「ビデオレター」的な作りも良い。

ドキュメント
「いつか大空へ飛び立つ日を夢みて」6分21秒

斎藤幸郎さん(三重県伊勢市)
撮影/パナソニック TM60
編集/エディウスネオ2
実時間よりも長い時間が経ったように感じる風変わりな世界観。1羽の鳥の様々なショットの連続が、とても大きな物語を作っている。黒い鳥の大きな羽との対比がgood。古き良きヨーロッパ映画のような佳作。
観察ビデオ
「蝉の脱皮」3分57秒

古賀靖子さん(福岡県大牟田市)
撮影/キヤノン iVIS HV30
編集/エディウス6
挑戦すると意外に難しいのがこの「蝉の脱皮」の撮影。定点観測で固定すると意表をついた動きをするし、じっと見ていると動かないのに、ちょっとよそ見すると動く…。時刻表記はアナログ時計でも面白かったかもしれない。

スポット紹介
「下関出張」3分48秒

高木 茂さん(東京都西東京市)
撮影/ソニー DSC-HX7V
編集/エディウス6
今回は出張の空き時間での撮影。何処か異国情緒と歴史を携えた下関の個性のせいか、いつもと少々テイストが違うように感じる。本州でありながら九州、はたまた外国を感じるこの町の、どこか異質なさまが良く出た作品。

行楽ビデオ
「大自然紀行 アラスカ大氷河」8分
竹島 猛さん(静岡県掛川市)

撮影/ソニー HDR-HC7
編集/プレミアプロ
船と飛行機から撮った広大なアラスカ大氷河の映像。「行ってみなければ解らないことを人に伝える」のは難しいが、作者の「あれもこれも見せたい」気持ちは伝わってくる。作者のつぶやき的な感想も聞きたかった。

スポット紹介
「雲出川の沈下橋」6分59秒

山本勝久さん(三重県津市)
撮影/ソニー HDR-SR12
編集/プレミアプロCS4
面白い題材で、知らない人にはひじょうに珍しい。ただ、「沈下橋見学ツアー」なのか「沈下橋を紹介したい」のか視点を統一した方が良い。

行楽ビデオ
「新緑と紅葉を求めて」8分

林田敏美さん(長崎県諫早市)
撮影/ソニー HVR-V1J
編集/プレミアプロCS5
雲仙の新緑と紅葉を両方楽しもうという作品。単調になってしまいがちな題材を、まるでワイプのデモンストレーションのような多彩さで演出。ワイプの後先の構図をもう少し厳選すると効果が変わるのでは?



◆ビデオサロン2012年3月号
http://www.genkosha.co.jp/vs/backnumber/960.html