連載●大判流映像表現術 第1回


大判カメラが持つ豊かな表現力を作品に活かすノウハウを学ぶ新連載。ふるいち監督の短篇映画を観て、作品とトーンの関係を確認しよう。ビデオサロン2012年6月号 68ページに掲載。
解説●ふるいち やすし(映像作家・音楽家)


『カマクラ』



▲キヤノン EOS 5D Mark II+カールツアイスレンズで撮影。出演:西方杏 発売前の5D Mark II で撮った最初の一眼ムービー作品。ここからデジタル一眼ムービーの流れは始まった。レンズはカールツアイス。重厚な描写と色合いが作品の重いテーマと協調している。

『紫陽花』



▲パナソニックDMC-GH1+ニコンレンズで撮影。出演:西方杏、菅原一真 発売されたばかりのGH1とニコンのレンズとの組み合わせで撮った作品。ニコンのレンズの色はやはり一番見慣れているせいか、日本人としてしっくりくる落ち着きを感じる。

『無言歌』



▲キヤノン EOS 5D Mark II+アンジェニューレンズで撮影。出演:藤沢玲花、吉田比登志、小野茉莉花 この時、トーンをアンジェニューの柔らかさで統一したくてレンズを買い揃えた。フルサイズセンサーの描写力と相まって、ひとつの到達点だと感じている。

『気持ち玉』



▲ソニーNEX-FS100J+G/カールツアイスレンズで撮影。出演:横張芽衣、赤川千尋、鳴海剛 発売されたばかりのFS100JとソニーのGとカールツアイスレンズを使って撮った。抜群の解像度で発色も強く、現代劇らしいトーンを作った。

『彩~aja~』 予告編



▲ソニーNEX-FS100J+アンジェニューレンズで撮影。出演:笠原千尋、猪爪尚紀、藤原夏姫 前作カメラは同じだが、レンズをアンジェニューに変え、強いストーリーとの対比を狙って、徹底してコントラストとカラーを抑えたトーンに挑戦した。

『最初の罪人』 予告編



▲ソニーNEX-FS100J+アンジェニューレンズで撮影。出演:笠原千尋、大城アコ、牧野亜希子 この連載のために撮りおろした最新作。時代設定は昭和30年代に遡る。この作品のトーン作りの意図と方法は次回より詳しく解説していく。
笠原千尋 http://ameblo.jp/chihiro-0926/
大城アコ http://neo-ooshiro.seesaa.net/
牧野亜希子 http://ameblo.jp/aki-macky7/
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