ビデオ道場 2013年2月号


月刊誌「ビデオサロン」で連載中の読者投稿コーナー「魁!! ビデオ道場」では、毎月1作品を「大賞」、次点の数作品を「入賞」としてセレクト。大賞受賞者には金2万円ほか、大賞・入賞および掲載作品にもその栄誉をたたえてステッカーを贈呈しています。詳細は誌面をご覧ください。
今回は2013年2月号掲載の作品を紹介します。


【大賞】
窯から造り上げ炭ができるまでの一連の様をつぶさに描く
ドキュメント
「炭焼き入門 ~築窯から製炭まで」 7分56秒

羽鳥允祥さん(山形県米沢市)
撮影/ソニーHVR-HD1000J
編集/DV-7DL Pro

タイトル通り、炭焼きの築窯から製炭までをとにかく念入りに追った一作。ナレーションは入れず、的確な現場の声とテロップで細かい編集とともに魅せてくれる。「次に見たいカット」がすぐに出てきて、見る側に立った編集が秀逸。「入門」という名に恥じない、分かりやすくも魅力あふれる作品。
【入賞】
村から街に御輿装束の馬がいく
ドキュメント
「チャグチャグ馬コ~伝統を守る」 8分

山岸太一さん(東京都世田谷区)
撮影/ソニーHVR-Z7J、HDR-HC7
編集/エディウスプロ5.5

祭り本番だけではない徹底した取材が秀逸。縦の構図や花ナメ等を駆使した1カット1カットのクオリティの良さを確かな土台にして、東北を愛する作者の暖かいナレーション、音楽構成。どれをとっても言う事なしの作品。
【入賞】
横浜を印象的に描いた一眼ムービー
イメージビデオ
「Farewell to the Summer Yokohama 2012」 3分45秒

嶋崎 哲さん(神奈川県横浜市)
撮影/キヤノンEOS 60D
編集/iMovie

夕暮れから夜にかけての「横浜」を描いたイメージビデオ。1カットに力があり、ゆったりとした移動ショットやシルエットを巧く使ったコラージュ、そして花火の合成など、イメージビデオを作るときの参考に。
【入賞】
水中ビデオ
「お茶の間水族館」4分36秒 ※音声に支障があったものを修正しました(完全版)

国沢三男さん(高知県高知市)
撮影/ソニーHDR-CX550V
編集/エディウス6

なんともお気楽なタイトルながら、どっこいとても見応えのある水中映像作品。生物の名前やポイントが的確にスーパーインポーズされ、至れり尽くせり。
【入賞】
ネイチャービデオ
「九重山の四季」 7分58秒

松井秀夫さん(福岡県北九州市)
撮影/ソニーHDR-HC7、CX700V
編集/プレミアプロCS6

秀逸なカットのオンパレードで、癒されるとともに8分で「四季」を堪能できる。数多いカットを撮りそれを厳選していく。アマチュアビデオ作家の真骨頂と言える一作。
ドキュメント
「分蜂」5分

山崎建治さん(長野県上田市)
撮影/ソニーHDR-AX2000
編集/ビデオスタジオ15

ある家の庭で起こった2日間のドキュメント。30cm程のナスの木1本の話を、インターバル撮影等の手法で飽きずに見せてくれる。スズメバチの襲来、巣を離れる蜂たち。小さな場所の出来事を見事に作品にした努力賞。
鉄道ビデオ
地域紹介
「なつかし 目になみだ~大井川SL列車~」 6分40秒

山本勝久さん(三重県津市)
撮影/ソニーHDR-TD10
編集/プレミアプロCS5.5

作者の「なつかし感」が全体を貫く作品。この手の作品は「SLに乗ってきました」的なものが多いが、ナレーションや時折のインサートカットにコンセプトが滲み出ているため成功している。
ビデオ歳時記
「秋だより」 3分32秒

庄 寛さん(福岡県宗像市)
撮影/キヤノン iVIS HF S10、オリンパスSP-510UZ
編集/エディウスネオ3

秋の歌にのせて、ススキに栗、彼岸花と秋を満喫する素材を拾い、丁寧にまとめた作品。あとひとつ何か視点が欲しいところ。次回は作者の感じた視点を追加が楽しみな一作。
地域紹介
「宿場町平福」 2分44秒

広瀬友三さん(兵庫県加古川市)
撮影/ソニーHDR-XR500V
編集/ファイナルカットプロ7

岡山県境に近い兵庫県の平福を探訪したミニ紀行番組風の作品。宮本武蔵のゆかりの地ということを核に、保存整備された町並みと川を中心に撮影。
イメージビデオ
「For RIRI」 2分32秒

尾内敏彦さん(群馬県前橋市)
撮影/キヤノン iVIS HF M41
編集/エディウスネオ2ブースター

入院中の友人のために作ったイメージビデオ。やや説明不足の感はあるものの、一服の清涼剤的な作品として、見ていて心地いい2分32秒。