【InterBEE2013】 配信、収録、マイク関係で気になったモノ


10万円以下で録画も配信もできるタブレット操作のコンパクトスイッチャー

livewedge01.jpg
 270×155×41mmとコンパクトな筐体のなかにHDMI4カメスイッチャー、レコーダー、配信機能を搭載したセレボLiveWedge。映像入力はHDMI4系統。4系統すべてスケーラーを搭載しているため異なる解像度の映像を入力しても問題なく使える。HDMI出力は2系統で一方が4画面マルチビュー、もう一方はプログラムアウトとなる。出力最大解像度は1080/60p。本体内蔵のレコーダーでの録画フォーマットは1080/30p MPEG-4 AVC/H.264(MP4)で、ビットレートは15Mbps。音声はAAC。SDカードに収録する。ライブ配信は720/30pで同社の配信専用機器LiveShell Proと同等。残念ながら現時点では配信しながらの録画には非対応とのこと。発売時期は今冬を予定しており、なんと99,999円と破格の値段。この価格でクロマキー合成やPinPにも対応しているというから驚きだ。
livewedge02.jpg
 操作はタブレットの専用アプリで行う。iPad版が先行公開され、iOS 7以降のiPadやiPad miniに対応。Android版は後日提供予定で、Android 4.3以降をサポートするという。本体とタブレットはWi-Fi接続になるが、5GHz帯の電波を使用しているため、多くの電波が飛んでいる場所でも混線の心配がないという。二本指で表示したい映像をタップすると映像が切り替わり、ダブルタップでトランジション効果を効かせた状態で映像が切り替わるといったギミックもおもしろい。
livewedge03.jpg
 フェーダーも搭載しており、フェードの速度を変えることもできる。
livewedge04.jpg
 音声はHDMIのカメラ音声4系統に加えて、AUX(RCAピン)も1系統のミックスが可能。0.0~0.1秒のディレイも搭載する。

タッチパネルで切り替えられる直感操作のVRシリーズに新モデルが登場

VR-50HD.jpg
ローランドブース。VR-5、VR-3とタッチパネルの直感操作でスイッチングができるVRシリーズ。キャプチャーユニットを用意しなくても、USBケーブル一本でPCと直接接続でき、ライブ配信(ネット生中継)/録画ができることで配信ユーザー中心に人気を集めてきた。今回、発売になるVR-50HDでは新たに1080/60p信号に対応した。HDMIやSDIなど4系統12入力を持ち、フルサイズスケーラーを搭載する。USBは2.0から3.0にバージョンアップした。価格は 840,000 円。

TriCasterもソフトウェアをブラッシュアップ

tricaster.jpg
 ディストームブース。ライブ配信/収録が一台で行えるPCベースのオールインワンマシンTriCasterシリーズ。CATVやハイエンドライブ配信の現場などプロの現場でも定評を集めつつも、学校や議会中継などいわゆる映像の専門家でなくても手軽に操作できるわかりやすいユーザーインターフェースが人気。今回新たなラインナップとしてプロ向けのエントリーモデルTriCaster 410(248万円~)が追加され、TriCaster 455は460へ、TriCaster 855は860にバージョンアップした。最上位機種のTriCaster 8000は名称の変更はないものの、機能を拡張している。
 主な機能に手軽なグリーンバックでもキレイに合成できる3DCGのバーチャルスタジオがあるが、従来モデルではバーチャルスタジオ内でズーム操作する機能が搭載されていた。今回、これに加えてパンの操作ができるようになった。音声ミキサー機能も強化され、ディレイもかけられる。さらに、ソニーやパナソニックのリモート操作式のネットワークカメラをTriCasterからコントロールできるようになった。撮影のアングルや位置を記憶できる機能も搭載しており、よりワンマンオペレーティングの現場で使いやすくなった。
tricaster2.jpg
車に搬入してそのまま持ち運べるベースキットも20万円程で販売予定とのこと。

最大4カメのリモート操作に対応するリモート雲台

PT-480A.jpg
 パンダスタジオが展示していたリモート雲台PT-480A。韓国メーカーの製品とのこと。コントローラーでは最大4台の雲台を操作でき、各雲台とはLANケーブルで接続する。ズーム、パン、ティルト、フォーカスの操作が可能。

SDカードを搭載し、マイク内で録音できるガンマイク

shuremic.jpg
 ヒビノインターサウンドブース。シュアの録音機能付きガンマイクVP83F。マイク本体にMicroSDHCメモリーを搭載し、24bit/48kHz、WAV形式で録音が可能になっている。デジタル一眼向けとして発売されているが、ヘッドホン端子がないカメラに取り付けてもマイク本体にヘッドホン端子が搭載されているため、収録音のモニタリングや収録音声の試聴も可能になっている。アルカリ乾電池2本で最大10時間の連続運用が可能になっている。価格はオープンで実勢価格は4万2千円前後。

好みの応じて組み合わせられるマイクユニット

fostex_unit01.jpg
AR501はDSLRの音声入力強化にも最適なマイクプリアンプ(36,225円)。カメラシューに取り付けられる軽量小型なアルミボディにマイクプリアンプとファンタム48V電源を搭載。今回が初披露となるAR701(フェーダーユニット)やAR704(4CHラインミキサー)などARシリーズの新製品を参考出品されていた。
fostex_unit02.jpg
3製品とも同型の筐体になっており、必要な機種を写真のようにブロックのように組み合わせてカメラに取り付けられる。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/