4Kというよりもパッケージングに驚いたAX100


ソニーから小型の4Kカメラが登場します。FDR-AX100です。
ニュースバリューとしては「4K」ということでしょうが、
「1.0型大型CMOSセンサーと12倍ズームレンズをこのサイズにパッケージングした」
ということこそ大事件のような気がします。


AX100_hoodA.jpg
というのも、RX10など
デジタルカメラでは前玉が繰り出すズームレンズでこのサイズはありましたが、
(それにしても大きな驚きを持って迎えられたわけです)
いわゆるビデオカメラでは不可能だと思われてきました。
ビデオカメラでは前玉が前に繰り出していくズームはあり得ないからです。
放送用のショルダーカメラでも2/3型(3板ですが)で、あれだけのサイズのズームレンズを装着しているわけですから、家庭用のハンディカムで1.0型なんてあり得ないでしょというのが
ふつうに考えるビデオ界の常識です。
このラインナップに4KのAX100がなかったとしても、
革命的なパッケージングではないでしょうか?
聞くところによると、ボディ長の3/4くらいはレンズが占めているそうです。
外観はオーソドックスなビデオカメラですが、
中身はビデオカメラの歴史を塗り替えるエポックメイキングな構造だというわけです。
真横から見ると、家庭用HDカメラを普及させるのに貢献したHC1(どちらかというとその業務用バージョンであるA1J)にとてもよく似ています。
ソニーの開発陣にちょっと話を訊く機会があったのですが、やはりHC1のプロポーションとサイズ感を強く意識したということを話していました。
CX900のほうは、型番ではDVカメラの名機、TRV900でしょうか?
4Kだから新しさを出そうという考えはないし、大半がレンズであっても
それを強調するようなデザインでもありません。
むしろオーソドックスなかつてのビデオカメラスタイルを
あえて狙っているような気がします。
考えてみると、スチルカメラの世界も、2013年はニコンDfやオリンパスOM-D E-M1や、ソニーα7などなど、「カメラらしい」スタイルのカメラがもてはされました。そこを分析したということはないのでしょうが(それでは間に合わないので)、
AX100とCX900も同じ流れにあるような気がします。
今、カメラは、オーソドックスなスタイルと機能に回帰しつつあるということでしょうか?
さて、AX100、個人的に3月中に買うとして、気になるところは、
◉4K30pのXAVC Sが今持っているiMacで動くのかどうか?
◉18倍の超解像ズームって実用になるのか?
あたりだけですね。
これから3月号、4月号で続くであろう
ビデオサロンでの特集も実はあんまり気になりません(笑)。
あとはお金をどうするかってとこでしょうか?