ソニー、XDCAMのハンディカメラPXW-X180を発表


ソニーは、放送・業務用映像制作機器のXDCAMシリーズとして、1/3型 フルHD Exmor(エクスモア)3CMOSイメージセンサーと、新開発の広角26.0mm、光学25倍のGレンズを搭載したハンディタイプのXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-X180」を発表した。
ソニー
XDCAMメモリーカムコーダー
PXW-X180
2014年8月発売予定 価格未定


PXW-X180W.jpg
PXW-X180は、従来のPMW-200やPMW-160などのPMWシリーズから型番を変更。記録フォーマットMPEG HD422(50Mbps)対応に加え、10ビットサンプリングの高精細な階調表現で高画質記録を可能にするXAVC記録にも新たに対応したためだ。さらにMPEG HD420、AVCHD、DVの各種記録フォーマットにも対応している。
 記録メディアは、業務用SxSメモリーカードのほか、別売りまたは同梱の各種アダプターを介して、XQDカード、SDカード、メモリースティックPROデュオであり、用途に合わせて記録フォーマットや記録メディアを選択可能となっている。
 センサーは有効画素 約207万(16:9) の1/3型、3CMOSイメージセンサーで、レンズは、新規開発の広角26.0mm、光学25倍のGレンズ。ズーム、フォーカス、アイリスの独立したマニュアルコントロールリングを装備しており、フォーカスリングにはオート制御とフルマニュアル操作を切り替えできる前後スライド機構を搭載し、オートフォーカスに加えてフォーカス指標に連動したマニュアルフォーカスコントロールが可能となっている。
 また、PXW-X180はソニーの業務用カムコーダーとしては初めて、可変型のNDフィルター (Neutral Density減光)機能を搭載した。電子制御により濃度を変えられる新しいフィルターデバイスを開発し、簡単なダイヤル操作により1/4~1/128の値で連続的に設定変更が可能となっている。絞りやシャッター速度の設定と組み合わせることで、被写界深度や映像の明るさを調整でき、日中の屋外など明るい環境でのスローシャッター撮影など、撮影者の意図に沿った撮影が行えるようになる。
さらに、同梱のワイヤレスLANモジュールを使用してワイヤレスLAN接続機能に対応するほか、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)にも対応している。
その他にも120fps (720P)まで可能なスロー&クイックモーション機能を搭載するほか、1080/59.94P出力に対応した3G-SDI出力やゲンロック入力など多彩なインターフェースを装備していている。
【編集部のコメント】
従来のPMW-200は市場で好評で確かに欠点の少ない、いいカメラだったが、いかんせんMPEG2記録のみというのはやや世代としては古い印象だった。ようやくH.264系のXAVCを採用したPXWシリーズが本格的に登場。4KモデルのZ100はさておき、このX180は25倍ズームレンズ、メモリーカードの選択肢の広さなどが受けて、またヒット商品になりそうだ。ボディはZ100と同じくNXCAM系のシルエットであり、ソニーの中で放送業務の「厚木系」と家庭用ベースの業務機器開発の「品川系」の融合が徐々に進んでいることがうかがえる。機能的には可変式NDフィルターというのが興味深い。