ブラックマジックデザイン、DaVinci Resolve 11を発表


Blackmagic Designは本日、100以上の新しい編集/カラーグレーディング機能を追加したメジャーアップデート、DaVinci Resolve 11を発表した。アップデートは無償。
オンライン編集機能の大幅な向上、コンテキストセンシティブ・トリム機能、オンセット・ファイルクローン、フォトグラファースタイルのカラーグレーディングツール、複数ユーザーが同じタイムライン上で同時に作業が行える新しいコラボレーティブ・ワークフローなどが含まれる。


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新しいDaVinci Resolve 11は、プロのエディターの意見に基づき、70以上の新しい編集機能が追加された。デュアルモニターをサポートし、JKLトリム機能、オーディオクロスフェード、カスタマイズ可能なキーボードショートカットなど、使いやすいプロ仕様のツールを使用してすばやく編集が行える。トリム機能はコンテキスト・センシティブであるため、マウスの位置に応じてエディターが求める編集をリップル、ロール、スリップ、スライド、延長、短縮から自動的に判断する。そのため、ツールを切り替える必要がない。また、複数トラックに点在するクリップを同時に同方向または逆方向にトリミングできるため、編集が極めてスピーディになる。
ワークフロー面では、撮影が終わり次第、別々のワークステーションにいるエディターと複数のカラリストが同じタイムラインを共有して、共同で作業を行うことができる。例えば、1人のカラリストがグレーディングやトラッキングを行いながら、もう1人のカラリストがグレーディングの微調整を行い、それらの変更はエディターの編集と同時に随時アップデートされる。それぞれのユーザーがタイムラインのアップデートを確認できるため、同時に、同じプロジェクト上で作業を行うことができる。同じタイムラインを共有できることで、クリエイティブチームは映画やテレビ番組など大規模で複雑なプロジェクトにおいて、常に同調してすばやく作業を行うことができる。
またApple Final Cut Pro Xとのラウンドトリップ機能も大幅に改良された。これは、互いのアプリケーション機能がより互換性の高いものとなり、プロジェクトの行き来がより簡単になったため。この機能を存分に生かせば、Final Cut Pro Xユーザーがインディーズ映画を撮影し、編集した映像をハリウッドのポストプロダクションに持ち込んでカラーグレーディングやフィニッシングを行うことも可能だ。
カラーコレクション機能もアップグレードされており、フォトグラファー撮影経験のある監督用にデザインされた全く新しいRAWイメージおよびカラーグレーディングコントロールを搭載している。今回の新しいカメラRAWパレットは、ハイライト/シャドウリカバリー、中間トーンディテール、カラーブースト、サチュレーション、リフト、ゲイン、コントラストに対応。DaVinci Resolve 11では、画像加工ソフトの持つフレーム制限がないため、フォトグラファーはRAWイメージを高度にコントロールでき、広いダイナミックレンジのフッテージから最大限のディテールをリアルタイムで引き出すことができる。
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DaVinci Resolveのパワフルなオンセットツールに加え、DaVinci Resolve 11では、デジタルカメラファイルを安全にバックアップ・保存できる。DaVinci Resolveの新しいクローンツールは、メディアドライブ、メモリーカード、カメラパックを、複数の保存先に同時にコピーする。コピーはすべてチェックサム検証されるので、ユーザーはソースメディアからビット単位で正確なデジタルコピーを得ることができる。新しいクローンツールは無償のDaVinci Resolve Liteにも含まれており、ラップトップにインストールして撮影現場で使用することも可能だ。
6月より、Blackmagic DesignのウェブサイトでDaVinci Resolve 11のアップデートを無償でダウンロードできる。
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