ブラックマジックデザイン、UIとカメラ性能を向上する アップデータを公開 Production Cinema Camera 4Kが4K Raw収録に対応


 ブラックマジックデザインは6月25日より、同社カメラに新機能を追加するBlackmagic Camera 1.8ソフトウェアアップデートのリリースを開始した。ユーザーは、同社ウェブサイトのサポートページからアップデータを無償でダウンロードできる。

カメラ性能が向上し、ユーザーインターフェイスも刷新

 今回のアップデートの対象となるカメラは、2.5K Blackmagic Cinema Camera、Blackmagic Pocket Cinema Camera、Blackmagic Production Camera 4K。アップデートによって、カメラ性能の向上に加え、NABで新しく発表されたURSAと同様のユーザーインターフェースも使用できるようになる。

Production Camera 4Kが4K RAW記録に対応

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 Blackmagic Production Camera 4Kに圧縮RAW DNGのサポートを追加。これによりリアルタイムでのRAW収録が可能になり、センサーの全データがキャプチャーできるため、ポストプロダクションでの作業やカラーグレーディングの際に、より広いレンジと高い画質が得られる。同じくダウンロードが開始されたDaVinci Resolve 11は、RAWグレーディング/レンダリングをフルサポートしており、オリジナルのRAWカメラファイルから直接最終出力できる。つまり、RAWファイルを通常のビデオファイルと同様に簡単に素早く編集して、マスターを作れる。

EFレンズマウント対応カメラのフォーカス機能も強化

 Blackmagic Cinema CameraやBlackmagic Production Camera 4Kなど、EFレンズマウント対応カメラ用の改良版レンズコントロールが含まれている。これによりアクティブ方式のEFレンズを使用する際にフォーカスボタンを押して自動フォーカスが可能になる。高解像度4Kカメラでは、シャープで最高の画質を得るためには正確なフォーカスが不可欠。これは4Kカメラにとって重要な機能。今回のアップデートではフォーカスボタンが自動フォーカスに使用されるため、フォーカスピーキング機能を有効にするにはフォーカスボタンを2回押すこととなる。
 ピーキングの表示も改善されており、正確でシャープなフォーカスをマニュアルで合わせられる。フォーカスピーキングは緑色で表示される。また、エッジピーキングを生成するフィルターも向上しており、より正確な検出・表示で最大限のシャープネスを実現する。さらに、ユーザーの要望に応じてアイリスコントロールも改善されており、撮影時と再生時で同じ設定が保持される。
 その他、オーディオ性能の向上やディベイヤー処理なども追加される。ディベイヤー機能によって、ProResやDNxHDなど通常のビデオファイルに収録する際に、よりシャープでクリーンなイメージが得られる。このディベイヤー処理機能にはDaVinci Resolveのアルゴリズムが採用されている。
 また、2年前に発売されたBlackmagic Cinema Cameraでは、ISO1600 で撮影する際のダイナミックレンジも向上する。Pocket Cinema Cameraでは、ユーザーインターフェース、フォーカスピーキング機能、ディベイヤー品質の向上、SigmaやLumixレンズなどのためのアクティブ方式MFTレンズサポートなどが追加される。