1型センサーと12倍ズームを採用
3連リングで操作性を重視したカムコーダー
ソニーHXR-NX100


ソニー
業務用カムコーダー
HXR-NX100
オープン価格(推定税別24万円前後) 10月発売予定。
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(最初にアップした記事はメイン写真がNX3でした。お詫びして訂正いたします)


最近のカメラはビデオとスチルの垣根がなくなり、しかもどんどん多機能になっていく。そんな中、なんともシンプルなビデオカメラが登場する。HDのメモリービデオカメラで、4Kには将来のファームアップでも対応しない。業務用ビデオカメラとしては思い切って価格を20万円台中盤に抑えた、マニュアル操作カメラのエントリーモデルにあたる。
 その最大の特徴は、ビデオカメラとしては大型の1型センサーの採用と、3連マニュアルリング付きのズームレンズを組み合わせたこと。ソニーの1型センサービデオと言えば、家庭用のAX100、その業務用モデルである、X70があるが、NX100はそれらと同じセンサーを採用している。レンズは基本設計は流用しつつ、フォーカス、ズーム、アイリスを独立して操作可能なマニュアルレンズとした。焦点距離、レンズF値など基本スペックは同等だが、こちらはツァイスではなくソニーGレンズブランドになる。
 一眼やデジタルカメラに対して、ビデオカメラの最大の特徴はズームレンズかもしれない。3連リングにすることは、単純にビデオ撮影のやりやすさにつながる。業務用ビデオカメラとしての最重要ポイントをこの価格帯で実現したのはソニー初だという(パナソニックにはAC90Aがある)。
 記録はSDカードで、フォーマットはXAVC SとAVHCD。要は家庭用とまったく同じ。イベント記録をする業務用途では必須の同時記録、バックアップ記録も2スロットで実現する。
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 ボディは1型センサーと3連リングを採用しつつもコンパクトに。現在のハンドヘルドカメラは2kg台後半から3kgというヘビー級になっているが、NX100は使用時で2.2kgに抑えた。さすがにX70よりも大きく重くはなっているが、3連リングの操作性を重視してこちらを選ぶという選択肢はあるだろう。
 操作系もシンプルで、左側面に集中配置されているので、すぐに使いこなせそう。ゲインやホワイトがスイッチでなかったり、レンズフードにシャッターがないなど、ところどころにコストダウンの影響は見られるが、ボディ外装や操作感に安っぽさはない。
 バッテリーはLバッテリー。LANC互換のリモート端子もあるので、これまでアクセサリーをそのまま流用できるのも嬉しい。また家庭用と業務用の垣根を超えて採用されているMI(マルチインターフェース)シューにより、MI仕様のLEDライトやブルートゥースのワイヤレスマイク、業務用ワイヤレスの定番、UWP−D11をシューアダプターを介してケーブルレスでカメラに搭載できるといった便利なところは、新世代カメラのいいところ。
 カメラのチューニング関連では、ピクチャープロファイル(PP)も採用。X70と設定項目は同じなので、マルチカメラ運用したときも合わせやすいはずだ。
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 正直言って、NX100は特徴的な機能もなく、話題性には欠けるが、業務用のエントリーとして、イベントを撮るビデオグラファーにとって過不足はない。このシンプルさは今や貴重で,好印象を持つ人も多いのではないだろうか。
 9月発売の10月号では、ベストセラーであるNX3、X70とも撮り比べながら、NX100は「買い」なのかどうか検証してみたいと思う。
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