S-logの記事で補足をしました


 ソニーの4K最新3モデルは、全モデルS-log2対応というのも話題。というのもS-logが10万円ちょっとのカメラに入ってしまったわけで、後処理を前提としてガンマとカラースペースをそこまで開放してしまっていいのかという議論もソニー社内であったそうだ。しかし、使う人、使いこなせる人がいるのであれば、選択肢として入れるべきではないかという判断で、搭載に至ったという。ソニーとしてはかなり大胆な方向転換だと思う。去年のAX100にもX70にもS-logは入っておらず、「たしか1インチセンサーではログを入れるのは難しいっていってたじゃん!」と突っ込みをいれたくなる。


 で、ソニー開発陣、ソニーの画質を管轄するメンバーにインタビュー。
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 時間があれば、実際の画を見ながら、いろいろ話をしたかったのだが、今回はRX10 IIとRX100IVに搭載したメモリー一体積層型センサーとS-log2の話に絞って、話を訊いた。
 α7Sに搭載されたS-log2や、XC10に搭載されたCanon Logなど、またBlackmagic Pocket Cinema CameraのシネマモードもLogだから、自分でLogで撮っていじっているうちに分かってきたこともあるが、やはり技術者から話を聞くとぐっと理解が深まる。
 今回、なるべく文系の頭で分かるように、あえて図を使わずに概要をまとめたので、「ログって一体何なの?」という人は、まずはここからお読みいただければと思う。その記事の最後のLUTのところで不完全なところがあったので、こちらで補足した。
 Logというのはそもそもは「対数」ということ。高校の数学でLogってなんか習ったよなあと思いながら、どういう概念だったかすらさっぱり思い出せない人は多いかもしれない。私もその一人。そんな人にとって、グラフとか図は拒絶反応を示す材料になりかねない。一方でグラフできちんと示してくれたほうが理解しやすいという人もいる。そのあたりはビデオサロンをやっていて、一番塩梅が難しいところだ。ずっと悩み続けている。
 現在、Log撮影からのワークフローについてムックを作成しているが、そちらはより専門書的な内容になるので、図とかグラフを多用するかもしれない。いずれにせよ最終目標としては、知識を得て蘊蓄を語ることではなく、Log撮影とグレーディングをマスターすることで、それまでよりもいい映像が作れればいいわけだから、その目標は、見失わないようにしたい。