SHOGUNをベースにしたモニター付きダブルデッキ
ATOMOS SHOGUN STUDIOが登場


SHOGUN STUDIOのその名のとおり、SHOGUNをベースに、ラックマウント化してSUDIOでの使用を想定した4K対応のモニター一体型ダブルデッキ。19インチラック/3Uサイズのコンパクトなサイズに、2系統同時録画の機能を実現した。4K/HDの同時収録や、Apple ProRes/Avid DNxの同時収録など、1系統の映像入力から異なる形式で収録することができる。SDI/HDMIからのレックトリガーに対応しているので2系統の録画開始、停止をカメラから同時にコントロールすることもできる。


アトモス SHOGUN STUDIO 490,000円(税込)
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また、ポストプロダクションで出力した4K ProRes/DNxHRファイルをマスターキャディーにコピーして再生させることで、SHOGUN STUDIO上で、4K→HDのダビング、ProRes→DNxへのダビングなど、ダブルデッキならではの活用が可能。
ダブルモニターの便利な活用法として、片方に収録した映像を再生しながら、もう片方で輝度波形や、拡大表示、フォルスカラーなど、露出/フォーカス確認用の表示を同時にさせることができる。映像再生用デッキとして、通常の再生一時停止、スクラブバーによる再生コントロールに加え、指定区間の繰り返し再生やプレイリスト再生に対応。さらに、RS422端子(Sony準拠)、Ethernet経由で外部からの記録/再生コントロールに対応している*。
直感的なGUIによる使いやすいタッチスクリーン操作を始めとして、Sony FS RAW、Canon RAW入力からProRes/DNx記録、3D LUT(.cube)をモニター上のみならずビデオ出力/収録ファイルへの適用や、プリレック、タイムラプス収録など、SHOGUNで既に実現している機能は全て網羅している。スタジオユースや、サイネージ用の再生デッキとして便利に活用できる製品となっている。
○SHOGUN STUDIO日本仕様について
日本仕様として電源部がACアダプター駆動になっている。SHOGUN STUDIOには、ACアダプターが2個同梱されており、本体背面のDCコネクターも2つ用意されている。2系統ACアダプターを接続することで、ACアダプターの不慮の故障時においても、残りの1つで運用を継続できる仕様となっている。通常の運用に2系統の電力を同時に必要としているわけではないが、
片方のみの供給時は、電源を確認する旨のメッセージが電源投入時に表示される(1系統のまま運用することも可能)。
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*RS422、Ethernet経由のコントロール機能は、出荷時に一部制限があるが、 ファームウェアアップデートを早期に行う予定。RS422リモートコントロールは出荷時実装された機能として
– 再生(録画モードの場合、再生モードに切り替わり、再生を開始)
– 録画(再生モードの場合、1度録画モードになり、
    再度コマンドを送る事で録画を開始)
– 停止(再生、録画両モードで機能)
– 逆再生、早送り、巻戻し(再生モードのみ機能)
がJL Cooper社のコントローラーで動作することは確認されているが、他のSonyデッキコントロール向けコントローラーでは動作しないことがわかっている。現状RS422接続に相性がある状態。
製品情報

アトモスInterBEE2015のブース情報


昨年同様20コマ(約15m×12m)の展示スペースを用意し、ATOMOS製品と組み合わせることを想定して内外の最新のカメラを集結。カメラ+ATOMOSレコーダーの使用感を実際に試すことができる。また「ATOMOS 4Kワークフローセミナー」開催予定。最新カメラとATOMOSレコーダーによる、映像制作事例をセミナー形式でプレゼンテーション。登壇者は、11月20日発売のビデオサロン12月号、11月16日発売のムック「4K映像制作ワークフロー」の執筆陣が勢ぞろい。
スケジュールと登壇者は以下の予定(変更になる可能性もあります)。
【18日】
12:30- ふるいちやすし氏
14:00- 江夏 由洋氏
15:30- 丁 龍海氏
【19日】
12:30- 丁 龍海氏
14:00- 岡 英史氏
15:30- まるやまもえる氏
【20日】
12:30- 柳下 隆之氏
14:00- 大橋 洋生氏
15:30- パネルディスカッション
◎ATOMOSブースは ホール3の3404

vsw