DJI、大日本猟友会、 スカイシーカーと提携し ドローン+赤外線撮影カメラで 野生鳥獣の生息調査を開始


赤外線撮影カメラZenmuse XTで生息調査


 DJI JAPANは、大日本猟友会、スカイシーカーと提携し、ニホンジカやイノシシなど野生鳥獣の生態調査を開始する。近年、シカの増加による農作物への被害や生態系の破壊などの環境問題が取り沙汰されている。従来まではシカ等の野生鳥獣の生息数は目撃数や捕獲数、ふんの確認数などのデータからの推測で調査されており、予測数のデータに大きな開きがあった。今回、その生息数調査にドローンと赤外線撮影カメラZenmuse XTを導入することで、より正確な個体数を把握し、被害状況の対策に乗り出すという。
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4月28日に行われた調印式の模様。左からスカイシーカー代表の中野知和氏、大日本猟友会会長の佐々木洋平氏、鳥獣議連会長代行およびドローン議連幹事長で参議院議員の鶴保庸介氏、DJI JAPAN代表の呉稲氏。

木や草陰に隠れたシカも確認できる

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▲DJIのドローンMatrice100に取り付けた赤外線撮影カメラZenmuse XT。Google3Dマップから緯度・経度・高度を設定でき、地図上の指定したポイントを自律飛行。任意の場所で手動に切替えて調査を行う。
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▲赤外線カメラの映像はプロポにつないだスマートフォンやタブレットで確認できる
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▲通常のカメラで空撮した映像
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▲赤外線撮影カメラで撮影した映像。シカの姿が確認できる
 
 シカを上空から撮影することで、シカの形状をシステム上に記憶させ、自動的にシカを識別するシステム「シカカウンターシステム」を開発し、シカの体温(41℃)を検出しやすい秋口から調査を開始していくという。まずは個体数の多いシカから調査を始め、他の動物の誤カウントを防ぐため、牛、馬、熊、イノシシ、ニホンザル、ツキノワグマ、ヤギなども識別する。将来的には天然記念物の調査にも活用していく。
 大日本猟友会は今年度、全国5~10カ所程度で実証試験を開始する。それに先駆けて6月にはスカイシーカーとDJIが東京都あきる野市で開始するDJI CAMPにて、大日本猟友会が都道府県猟友会の会員から候補者を募り、パイロットを養成していくという。


●プレスリリース
http://skyseeker.jp/post-1533/?linkId=23945598
●Zenmuse XTの製品情報
http://www.dji.com/jp/product/zenmuse-xt