eスポーツ選手権「Manila Major」を
ブラックマジックデザインの機材でライブプロダクション


e スポーツ界で最大規模のゲーム選手権「Manila Major」の配信において、ブラックマジックデザイン製品を中心として構築されたライブソリューションが使用された。
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同選手権では、6 日間に渡り、16 のプロのeスポーツチームが、3 百万ドルの賞金をかけてバトルを繰り広げた。
会場となったモール・オブ・アジア・アリーナには何千人もの観客が詰めかけ、さらに多くの人々がスポーツチャンネルやオンラインでこれを観戦した。同イベントのプロダクションはひじょうに大規模なもので、28 台のカメラ、数十台のコンピュータースクリーンが一度に使用された。PGLのチームは、ゲームコンテンツの配信、プレーヤーおよびコメンテーターのリアクションのキャプチャーなどを含むビデオプロダクションをいくつかのハブに分割するソリューションを開発し、これらの各ハブのコンテンツはATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kで作成された。
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4 ヶ所のプロダクションハブには、ローカルプロダクション用のATEM 2 M/E Broadcast Studio 4K スイッチャーがそれぞれ設置され、一方で集中型スイッチャーおよびSmart Videohub 40×40がアクションの統合に使用された。信号管理はBlackmagic MultiView 16 およびTeranexExpress を使ってモニタリング/規格化された。
PGLの放送部門主任であるヴラド・ペトレスク(Vlad Petrescu)氏は、ファンたちがスクリーン上の様々なバトルシーンで展開される複数のストーリーラインに付いていけるようにするためには、ATEM のクリエイティブ機能が不可欠であったと言う。
「従来の『ピクチャー・イン・ピクチャー』エフェクトに加え、『3 レーンカム』という手法を確立しました。メインのカメラショットの両脇に2 つのスクリーンワイプを配置したことで、ファンたちはゲーム内の3 つの展開を同時に追うことができたのです」
信号は、DeckLink キャプチャーカードを使用してPGL独自のグラフィックプロダクションと統合されプレーヤーの統計データやスコアをオーバーレイ表示した。さらにすべてのカメラ、コンピューター、CGI 入力は、中央のビデオルーターに送られる前に、Teranex Express プロセッサーを使用して、PGL のデフォルトである720p5994 フォーマットに統一された。
信号のモニタリングには、SmartView HD モニター、Blackmagtic Audio Monitor、そして3 台のMultiView 16 を含むブラックマジックのハードウェア一式が使用された。
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ペトレスク氏は
「ブラックマジックのMultiView16 は、プレーヤーたちのステージ上の映像を配信するのに欠かせない製品でした。ATEM だけでは、10 台のカメラをモニターして様々なライブグラフィックを取り込むことはできなかったでしょう。別個のハードウェア・マルチビューアーを使用するこのハードウェア・マルチビューアーを使用することで、すべてのアクションのモニタリングの負担が軽減されました」と言う。
最終的なライブプログラムミックスは会場アリーナに設設置された4 面の16x9m の大画面LED スク
リーンに映し出された。さらにTwitch.tv や、マニラのTV5、ポーランドのVIASAT など、主要なTV 局を通じて世界中の観客に配信された。