キヤノン、XLR入力が可能になった4Kカメラ
XC15を発表


着脱式の音声ユニットでXLR入力が可能に!
より映像制作用途向けに進化したXC10の上位機

キヤノンは、XCシリーズの上位モデル、XC15を発表した。XC10の上位モデルにあたり、併売になる。


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昨年年登場したキヤノンのコンパクト4KカメラXC10は回転式グリップ、バリアングル液晶に着脱式EVFという独自のスタイルを提案し、話題になった。発売1年後の7月には無償ファームアップにより、AF性能が大きく向上。さらにHDの記録フォーマットとしてMP4も追加された。キヤノンとしてXCシリーズを育てていこうという意気込みが感じられたところに、上位モデルのXC15が登場した。したがって本体部分はファームアップしたXC10をほぼ引き継ぐ。それにプラスαで機能が加わり、音声ユニットが同梱になった。
基本性能は同等なので、最大のポイントは音声ユニットの同梱。当初から業務用ビデオ機器としては音声周りが弱いことが指摘されていたが、着脱式音声ユニットをによりXLR入力が可能になり、インタビューなどの現場でも安心して使えるようになった。
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▲マイクロホンアダプターMA-400。これはもともとEOS C300 Mark IIのオプションとして65,000円で発売されたもので、それが標準で同梱になる。
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▲接続はロック機構付きの専用の端子で。もちろん接続ケーブルも同梱。電源はこのケーブル経由で供給される。
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▲音声の設定部。ユニットの右側にXLR入力が2系統あり、独立して調整できる。特筆すべきはINPUT1に入れた音声をCH1とCH2でそれぞれ異なるボリューム設定で収録できること。CH1の音声が過大入力でNGでもCH2でレベルを絞っておけば、救うことができる。
画質モードとしは、XC10はCanon Logが使える最小、最廉価モデルだったが、XC15ではそれに加えて、EOS C300 Mark IIと同じ動画ルック(ニュートラル、プロダクションカメラ、カラーマトリクスOFF)が選択できるようになり、C300 Mark IIのサブカメラとして導入しやすくなった。さらにXA35、HF G40で採用された高輝度優先ガンマもルックのひとつに割り当てられている。
さらにウェーブフォームモニター機能や、フリッカー対策のシャッター値の追加、シャッター開角度表示への切り替え可能など、より業務分野での運用を想定した機能が追加された。
また十字カーソル操作時にはタッチパネル操作をロックできるメニュー設定が加わった。誤操作や操作ミスを防ぐことができる。おそらく現場で実際に使ったユーザーからの声に応えたものだろう。
着脱式の音声ユニットを外した状態だと、XC10(右)との外観上の違いはほとんどない。わずかにペンタ部(ペンタプリズムはないが)が盛り上がっている程度。回転式グリップ、レンズ一体型、上下稼動の液晶パネルに着脱式のEVFという基本スタイルは変わらない。
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ボディのボタン配置もXC10と変わりはない。ステレオミニのMIC入力も装備。DC INは付属のパワーアダプターが変更になった。バッテリーはEOS系と同じLP-E6Nをグリップの下から挿入する。
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音声ユニットを外した状態で、XC15(左)とXC10(右)。アクセサリーシュー部分が違い、XC10のシューはストロボ同調のためのシンクロ接点のあるホットシューだが、XC15ではコールドシューに。XC10はスチルとムービーのハイブリッドカメラというコンセプトが強かったが、XC15ではムービーカメラの比重が高まっているのがこの部分からも分かる。
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撮影モードでは、XC10が映画のサブ機として使われたり、EOS C300 Mark IIと一緒に映画用途で使われるということもり、24.00pモードが4K、HDともに選択できるようになった。
逆にXC10での新規に加わったFHDでのMP4記録は、XC15では割愛されている
マイクは別売だが、XC15本体にマイクとメモリーカードを加えたお買い得なキットも用意される。マイクはアツデンの単一指向性マイクSGM-PDII、メモリーはCFast2.0の64GB(サンディスクExtreme Pro)とCFast2.0 リーダー/ライター。
XC15
オープン価格(キヤノンオンラインショップ276,000円+税)
XC15マイク・メモリーカードキット(キヤノンオンラインショップ328,000円+税)
ともに2016年9月下旬発売

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