ソニー、αAマウントのフラッグシップα99IIを発表


このところ、α7系やα6300など強力なEマウントカメラを投入してきたソニー。Aマウントは終息してしまうのではないかと予想をする人もいたが、ソニーは、Aマウントのフラッグシップモデル、α99IIをフォトキナ2016で発表。日本でも11月から発売することを発表した。現段階では、発売日、価格、先行展示などの詳細については未定。
【10月7日追記】 市場推定価格は390,000円前後+税
11月11日より、ソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋、ソニーストア福岡天神にて行う。詳細はこちらから


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今年はソニーがミノルタよりαブランドを受け継いでからちょうど10年にあたる。ミノルタ時代からのレンズ資産やソニーになってからのAマウントのレンズを使えるフラッグシップモデルとして開発。位相差AFシステムと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドのシステムにより、高性能なオートフォーカスシステムを実現したのが最大のポイントで、AFカバー領域も広く、ハイブリッドクロス測距点は79、低照度限界EV-4と、さまざなシーンにおけるAF性能を強化した。
Aマウントカメラとしては初めて光学式5軸ボディ内手ブレ補正を採用。最大4.5段分の補正効果があり、すべてのAマウントレンズに対応できる。
ファインダーはXGA OLED Tru-Finderで、ファインダー倍率は0.78倍を実現。α99同様、3軸チルトモニターも採用する。
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気になる動画機能だが、基本的にはセンサーは裏面照射型35ミリフルサイズCMOSで(有効約4240万画素)あり、これはα7R IIと共用しているので、画質的にはそれとほぼ同等と考えてよい。つまり4Kはスーパー35モード時に全画素読み出しで最高画質が得られる。35ミリフルサイズでもクロップなしで4K撮影が可能。α7RII時には間に合わなかったS-Log3にも対応(つまりピクチャープロファイルは1〜9まで)。HDMIからはクリア出力が可能で外部レコーダーによる4K記録にも対応する。またスロー&クイックモーションは、1枚/秒から、120枚/秒まで8段階から選択できるようになり、最大60倍までのクイックモーションと最大5倍までのスローモーションを、フルHDで記録可能。

動画撮影時、α7R IIと比較したときの一長一短

α7R IIとセンサーが同じということは、それと比べてどうなのかが気になる。
まず、Eマウント機と比べて、動画撮影時に注意したいのは、露出をM(マニュアル)にしたときにAFが機能しないこと。これはAマウント機の制限で、AFを選ぶか、露出マニュアルを選ぶかの選択になってしまう。
また、静止画では位相差AFと像面位相差AFのハイブリッドを利用できるが、動画撮影時は位相差AFしか使えなくなる。α7R IIのファストハイブリッドAFと比較して動作がどうなのかは、実際に体感してみないと分からないかもしれない。
バッテリーのもちは、α99IIのほうが勝る。
またボディが大きい分、温度上昇にもα99IIのほうが有利だという。
前述したようにα99IIでは、S-Log3が選択できるのもポイント(設定できる最低ISO感度は800)。
α99で採用されたフロントマルチコントローラーや、大きくEVFの上まで上がったり、前方にも向けられる3軸チルトモーターなど、操作性でα99IIが快適と感じる人もいるはず。
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動画メインであれば、これからあえてAマウントを選ぶ意味は少ないかもしれないが、Aマウントレンズをすでに持っていたり、スチルの連写もしたい人には気になるカメラだろう。
メーカーの製品情報サイト
http://www.sony.jp/ichigan/products/ILCA-99M2/