リーベック、小型カメラ用三脚の新製品
TH-XとALX H₂を発表


定番TH-650HDの後継、耐荷重4.0kg(重心高55mm)のTH-Xが登場


入門用のビデオ三脚の定番といえば、リーベックのTH-650HD。ロングセラーを続けてきたが、ついにリニューアルとなった。ヘッドは写真を見てもわかるとおり、ALHシリーズを受け継ぐもの。ボールは65㎜(ALHは75mm)だが、デュアルヘッド対応なので、スライダーと組み合わせることもできる。TH-Xのヘッドは現行のALX Hと同じ強さのスプリング(約1.9㎏でバランスとれる)を採用しており、デジタル一眼ムービーに向いている。もちろんカメラプレートはスライドタイプとなり、これはマンフロット、ザハトラーACEのプレートと互換があるという(逆に言うと同社の上位モデルのプレートとは互換性がない)


TH-X
34,000円
11月発売

THX3W.jpg
●最大搭載荷重:4kg(重心高55mm)
●カウンターバランス切り替え:固定(1.9kg前後の重さのカメラにバランス)
●トルク切り替え(固定)
●ティルト角度:+90°/ -80°
●使用可能温度:-20℃~+60℃
●カメラプレート:スライドプレート
●カメラプレート移動幅:±30mm
●カメラ取り付け:1/4″ネジ+ビデオボス
●質量:3.1kg
●高さ:75.5~159cm
●ボール径:65mm
●三脚段数:3段
TH-X_2.jpg
 脚設計を大幅に見直すことにより、TH-650HDを凌駕する剛性感、耐荷重を実現。一方で約200g以上軽量化も果たしている。
 TH-X用のアクセサリーとして、TH-X、LIBEC ALLEX専用ドリーとしてDL-2RBも用意されている。

人気のLIBEC ALLEXのヘッドがALX H₂に。より重いカメラに対応


LIBEC ALLEXのヘッドが価格はそのままに、耐荷重が3kgから4kgになり、従来は1.9kgのカメラにカウンターバランスがあっていたが、それが上にシフトして、2.5kgのハンドヘルドカメラ搭載しても安定した運用が可能になった。2.5kgというと、現在主流の業務用ハンドヘルドカメラをほぼカバーする重さ。
ALX H₂
28,000円(ヘッドのみ)
2016年11月発売

ALXH2_W.jpg
●最大搭載荷重:4㎏(重心高75㎜)
●カウンターバランス切替:固定 (約2.5kgのカメラに適合)
●トルク切替:固定
●ティルト角度:+90°/ -80°
●使用可能温度:-20℃~+60℃
●水準器:LED照明付き
●カメラプレート:スライドプレート(従来と同じ)
●カメラプレート移動幅:±40mm
●カメラ取付:1/4″ネジ+ビデオボス
●予備ネジ:3/8″ネジ
●質量:1.3kg
●ボール径:75mm
ヘッドの型番変更に伴い、脚とのキット製品、さらにスライダーを組み合わせたキット製品も型番が変更になる。以下のとおり。
ALX KIT₂ 50,000円 … ALX KIT 後継機種
ALX S4 KIT₂ 100,000円 … ALX S4 KIT 後継機種
ALX S8 KIT₂  105,000円 … ALX S8 KIT 後継機種
ALX S8 FULL KIT₂  133,000円 … ALX S8 FULL KIT 後継機種
*スライダーのALX S4, S8, S12はヘッドを含まないため、型番変更はない。
平和精機工業株式会社 販売マーケティング部 
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vsw