DJIから4K/30p撮影対応・3軸ジンバル搭載 折り畳み可能なコンパクトドローンMavic Proが登場!


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 DJIは4K/30p撮影に対応し、3軸のブラシレスジンバルを搭載するコンパクトドローンMavic Proを発表した。直販価格は119,800円(税込)。予備バッテリー2つと専用のショルダーケースのセットは155,800円(税込)となっている。

4K/30p対応カメラを備えながらもおよそ半分の軽量化を実現

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▲折りたたんだ状態
 Mavic Proは折りたたんだ状態では幅83×高さ83×奥行198mm。重量は743g。Phantom4は機体重量が1380gになるので、それと比べると約1.9倍の軽量化を実現している。
カメラは1/2.3型CMOSセンサーを搭載。有効画素は1240万画素。画角は78.8。焦点距離は35mm 判換算で28mm。絞りはf/2.2固定となる。シャッタースピードは8秒〜 1/8000秒。ISOレンジは100~3200(ビデオ)。Phantom 4のカメラスペックとほぼ共通だが、画角がFOV94°、焦点距離 ( 35 mm換算)20 mm、絞り値 f/2.8という違いがある。動画解像度はC4K(4096×2160/24p) 、UHD(3840×2160/30p)と共通。FHD(1920×1080)の最大フレームレート時はMavic Proが96fps、Phantom 4が120fpsとなっている。

FPVの映像伝送は最大4km。解像度は1080pもしくは720p

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▲Mavic Proのプロポ
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▲プロポにスマートフォンを取り付けた状態
 DJIの長距離伝送技術である「OcuSync」により、飛行の度に電波干渉の少ない周波数帯を検出し、最大4kmの通信を実現。長距離ではHD720p、短距離ではフルHD1080pの画質で、ドローンからの映像を手元のスマートフォンでライブビューできる。

障害物回避や高精度なホバリングが可能

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 5台のカメラ、GPSとGLONASSに対応した測距システム、超音波距離計、冗長性を備えたセンサー、24個のプロセッサーを搭載するStereo Sight技術により安定したホバリングと障害物回避を実現する。飛行しながら周囲をスキャンして3Dマップを作成し、飛行可能なエリアを把握。進行方向最大30m先までを認識でき、最大15mまでの距離を正確に測定できるという。時速36km以内の飛行であれば、前方の障害物を回避することができる。周囲を確認できない場合は徐々にスピードを落とし、ホバリングしながら操縦者から操作信号を待つ。
 飛行時間は試験場でのテスト飛行では最大27分。通常のシチュエーションでの飛行の場合は21分になるという。
 

低速飛行のトライポッドモードなど多彩な飛行モードを搭載

 Mavic Proでは動体追尾の「アクティブトラック」やスマホの画面上でタップした位置を目指して飛行する「タップフライ」に加えて、被写体の前後を追尾または移動に応じて被写体の周りを回る「トレースモード」、被写体と並走する「プロフィールモード」、どこを飛行していてもカメラを被写体に向け続ける「スポットライトモード」、最高時速65kmで飛行できる「スポーツモード」などの飛行モードを搭載する。「トライポッドモード」は、 プロポの感度を鈍くして時速3.6kmにまで減速できる。最高時速のスペックに注目が集まりがちだが、映像制作の面では、屋内や狭い場所での飛行などなるべくゆっくりと飛行させたいシーンもあるので、うれしい機能だ。


Mavic Proのプロモーションムービー



◆製品情報
http://www.dji.com/jp/mavic

vsw