【体験会レポート】まさに飛行機の操作感! マルチコプターとは違った 固定翼ドローンParrot Discoの飛ばし心地


parrotdisco_taiken.jpg
Parrotからこの10月中に発売になる固定翼ドローンParrot Disco。9月27日に千葉県のゴルフ場で行われた体験飛行会での操作感をレポートする。
Parrot Discoの製品情報ニュースはこちら
レポート●染宮弘和(RallyStream
parrotdisco_taiken003.jpg
▲機体を手に製品の操作を解説するParrot社JPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターのクリス・ロバーツ氏
parrotdisco_taiken018.jpg
▲LiPoバッテリーを採用し約45分の長時間飛行が可能な固定翼ドローン。スマホを取り付けて使うプロポ・Parrot Skycontroller2とFPV用のゴーグルParrot Cockpitglasses2のセットで販売される。最高速度時速80km(最低速度・飛行可能速度時速21km)。
parrotdisco_taiken011.jpg
parrotdisco_taiken012.jpg
▲機体後方にはプロペラを回すモーターと翼のエルロン(機体を横方向に移動させるための補助翼)を動かすサーボがある
parrotdisco_taiken010.jpg
▲翼は取り外して持ち運べる

「私はパイロットになりたかった」
 クリス・ロバーツ 氏の言葉から始まった Parrot Disco 体験飛行会。コンシューマー向けとしては初の全翼機型ドローンの登場である。Discoの最大の特徴、それは回転翼型ではなく固定翼型のドローンという点だ。現在主流となっているマルチコプターは回転翼型航空機であり、飛行形態はヘリコプターとほぼ同じ。空中での静止が可能であり、狭い場所でも離着陸が可能だ。一方、新登場のDiscoは固定翼型航空機であり、飛行形態は旅客機とほぼ同じ。空中では静止はできず、常に飛び続ける必要がある。

離着陸の方法

parrotdisco_taiken015.jpg
▲プロポの離/着陸ボタンを押すと、プロペラが回り始める。
parrotdisco_taiken016.jpg
parrotdisco_taiken017.jpg
▲フリスビーのように放り投げると自動で50mの高度に舞い上がり、旋回を繰り返し操縦者から指示を待つ。
parrotdisco_taiken008.jpg
▲着陸の際はボタンを押すと自動的に高度を6mまで下げ、機体底面にある高度計、超音波センサー、垂直カメラからの情報を受信し、モーターの逆推進装置で減速して胴体着陸する。
 離着陸もマルチコプターとは全く異なる。離陸は「フリスビーを投げられる人なら誰でも離陸させられる」との説明通り、機体を斜め上に投げ上げるだけで離陸・上昇し、上空で旋回待機となる。これなら誰でも離陸させることができる。しかし、着陸は離陸ほど簡単ではない。自動着陸等の機能があるものの滑空できるだけの広い場所が必要であり、ある程度の練習が必要だと感じた。
parrotdisco_taiken021.png
▲➊加速➋減速➌旋回待機モードに入る➍下降➎上昇❻左に曲がる➐右に曲がる

安定した自動飛行の要「C.H.U.C.K.(チャック)モジュール」

parrotdisco_taiken009.jpg
▲C.H.U.C.K.モジュールは加速度計、ジャイロ、コンパス、高度計やGPS+GLONASSなどのセンサーを駆使してフライトを制御する
parrotdisco_taiken019.jpg
▲機体前方のピトー管はモーター出力をリアルタイムで調整し、揚力を維持するための対気流速度を検出する装置
 飛行自体は、ピトー管内蔵の優秀なフライトコントローラー ”C.H.U.C.K.(チャック)” のおかげで非常に安定している。1080/30p を撮影可能な内蔵カメラから送られてくる映像を見ながら、あたかも鳥になったかのような気分で自由に飛行させることが可能だ。
 もちろん、空撮性能だけで考えると通常のマルチコプター型の方が飛行の自由度も高く、カメラの性能も4Kが主流であるため有利だが、鳥のような自由な視点で臨場感溢れる映像を撮りたい場合はdiscoに軍配が上がる。旋回飛行から急降下、急上昇、アクロパテックな飛行も可能であり、プロポを変更すれば宙返りもできる。

コックピットにいる気分が味わえるFPVゴーグル

parrotdisco_taiken007.jpg
▲プロポとケーブルで接続したスマートフォンを装着して使うFPVゴーグルParrot Cockpitglasses2
parrotdisco_taiken020.jpg
▲スマホの収納ケース。これをゴーグルに装着して使用する
parrotdisco_taiken001.jpg
▲ゴーグルを装着した際に見える映像。機体の傾きや速度、高度、距離などのテレメトリー、機体とプロポのバッテリー残量を確認できる
 また、注目は同梱されるFPVゴーグルCockpitglasses 。この実体はスマートホンホルダーであり、専用アプリを使用してFPVを実現する。装着すれば臨場感抜群で鳥かパイロットになった気分でフライトを楽しめる。画期的なのはシースルーモード。ゴーグルを装着しながらも、ボタン切り替えで、自分の周りの様子を見ることもできる。これはスマホのカメラ映像をFPV画面に表示するというアイデア機能。この機能を使えば、ゴーグルを装着したままで周りの安全を確認し、機体の着陸ができる(*目視外飛行は国土交通省の承認が必要)。
parrotdisco_taiken006.jpg
▲Parrot Discoの操作を体験する筆者。ゴーグルの装着は日本では航空法の目視外飛行にあたるため、申請が必要になる。申請許可のないユーザーの場合、メーカーでは操縦者は目視、もう一人がゴーグルで飛行映像を楽しむという方法を推奨している

 これまでのマルチコプター型のドローンとは一線を画すParrotDisco。空撮用途で使うこともできるが、それよりも空を自由に飛ぶ事を楽しんでもらうための機体だと感じた。小さい頃に憧れた、自由に空を飛びたい、パイロットになりたい、鳥のように飛んでみたい、そんな思いを実現してくれるドローン。それがDisco。是非、この機体であなたの夢を現実に!

体験飛行会で空撮したParrot提供のサンプル映像



●製品情報
https://www.parrot.com/us/drones/parrot-disco-fpv#-parrot-disco-fpv