GoProの招待制イベント GoPro FAMILY OUTINGで HERO5 Blackを堪能してきた!


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レポート◎松本 敦(Movie For Life

HERO5 Blackの機能を堪能できるアクティビティが満載


10月1、2日に長野県の白馬村で開催されたGoPro主催の招待制イベント「GoPro FAMILY OUTING」の模様を記録したダイジェスト映像。アスレチックや熱気球、SUPボードなど様々なアクティビティの中で発売前のHERO5 Blackを体験できた。
 いまやアクションカメラの代表格として世間に幅広く認識されているGoProですが、筆者が初めて手にしたのが2011年。色んなアングルで撮影できる視点カメラの魅力に取り付かれ、ブログや本誌でも何度かレビューしてきました。今回ご縁もあって、「GoProファミリー」に招待していただきました。長年の「GoPro愛」が実り、浮足立っていた直後にHERO5 Blackが発表になり、それに合わせて10月1、2日の2日間、長野県白馬村で招待制の体験イベントが開催されたので、参加してきました。
 会場にはHERO5 Blackの新機能を堪能すべく、様々なアクティビティが用意されており、超高所でのアスレチックをはじめナイトフォトツアー、青木湖でのSUPボード、熱気球、そしてマウンテンバイクとまさにGoProの機能を満喫するにはもってこいのアクティビティが満載でした。

直感的に使えるようになったHERO5 Black

 HERO5 Blackのレクチャーは程々に、すぐにアクティビティに移行したのですが、操作はかなり「直感的」になったというのが最初に感じた印象。一番の理由は声で操作ができる「ボイスコントロール機能」。例えば両手がふさがっている状態でも「GoProビデオスタート!」などと声を発するだけで録画操作ができます。
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▲HERO5 Blackには、撮影者の声で録画スタート・ストップなどの操作ができる「ボイスコントロール」を搭載。写真のような両手が塞がった状況でもカメラの操作ができて、とても重宝した。別売のリモコンRemoを購入すれば離れた位置からもボイスコントロールが使える。
 初回のアスレチックがかなりの高所でした(なんと8m!)渡りきるのに必死で、今までだったら「録画は諦めよう」と思う瞬間でも声を発するだけで録画ができるので、普段では撮れないようなシチュエーションで撮影できました。また個人的に熱望していた「背面ディスプレイ」が標準装備されただけでなく(以前のモデルはSilverのみ搭載)、操作性もかなり向上しました。

筆者手持ちのHERO4 Silver Editionとくらべてみた

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▲左は前機種のGoPro HERO4 Silver Edition。右は新発売のHERO5 Black。前モデルは4K/30p対応のBlackEditionには液晶モニターが非搭載だった。Silverにはモニターは搭載されていたものの、4K/15pまでとなっていた。新モデルではBlackのみに統合され、タッチパネル式液晶がついた。
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▲電源は前面のボタンを長押しして起動する必要があったが、HERO5では廃止され、RECボタンを押せば、電源が入っていない状態からでも即座に録画を開始できる仕様に。
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▲側面端子部のカバーもパッキンが施され、防水仕様に。SDカードスロットはバッテリーとともに本体底面に配置される。
具体的には後ほど詳細に書きますが、この操作性の向上によりHERO5 Blackの持つ様々な機能にすぐにアクセスできるようになりました。その結果「この場面ではスローにしよう」「ここではタイムラプスにしよう」など、今までボタンを切り替えて設定を変える手間が楽になり、「より多くのシーン」を「よりよい状態」で捉えるチャンスが増えたと言えるでしょう。
 またハウジングなしで水深10mまで使える防水仕様になったのも嬉しいポイント。今回体験したSUPでも陸からそのまま水につけても問題なく使えました。ちょっとした手間かもしれないですが、このような「ちょっとした手間」を随所に改善してあるのがHERO5 Blackに感じた進化点でした。

使う人の個性を加速させるカメラ

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▲GoProには長時間露光の写真撮影機能もあり、こんな撮影も可能。
 より「体の一部に近づいたカメラ」へと進化したHERO5 Black。直感的に切り取れるシーンが増えたと言えるでしょう。参加したメンバーは皆、普段からGoPro使いだけあって、それぞれに面白い撮り方をしており、普段自分では考えつかない撮影方法をしていて、見ているだけで刺激になりました。
 イベントに集まったのは15名でアスリートやタレントなどを含むバラエティに富んだメンバーでしたが、みんな「GoPro好き」という共通点からすぐに打ち解けて、まさに「GoPro愛」に満ちた濃密な2日間となりました。

「楽しむこと」が軸にあるGoProブランド

 今回のイベントで印象に残ったのがGoProの本国の方も含めてスタッフの方々が運営されていたのですが、アクティビティを参加者と一緒に楽しんでいたということでした。SUPで参加者と一緒に水に飛び込んだり、遊んだりしている中で「どうやったら面白い撮り方ができるのか」というのを一緒になって夢中で楽しんでいました。まず開発側のメーカースタッフも「いちユーザー」であるというのが、GoProの魅力に繋がっているのかもしれません。

HERO5 Blackの注目すべき5つの特徴

 さて、ここで今回の体験を経て感じたHERO5 Blackの5つの特徴を整理してみました。
 
●両手が自由になるボイスコントロール機能。

 両手がふさがっている状態でも指定された「コマンド」に従って声を発するだけで録画や停止ができます。ちなみにこの機能は誰の声にも反応するので、例えばたくさんのGoProを用意して一人が大きい声で「GoPro写真!」と言うと全てのカメラを操作できるという裏技もあります。
 
●直感的に操作できるタッチパネル
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➊メイン画面
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➋解像度設定
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➌モード選択
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➍画角設定
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➎ユーザー設定(画面下にスワイプして表示)
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➏再生モード(画面右にスワイプ)
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➐詳細設定(画面左にスワイプ)
 前モデルではボタンを何度か押して様々な設定を切り替えていましたが、メイン画面から各種設定に
シンプルにアクセスできる設計になっています。
●手ブレ補正
 従来までは激しいスポーツやアクションを撮った際に、かなり振動が激しくて使えない素材もあったものの、今回の新機能でカバーしてくれることになりました(4K撮影時には手ブレ補正は使用不可)。ただ、この手ブレ補正機能はいわゆる「スタビライザー」のような滑るような映像ではなく、あくまでもガクガクした映像を緩和する衝撃吸収剤のような役割であるという点にはご注意を。より滑らかな映像を撮りたい場合はスタビライザーであるKarma Gripを使用したいところ。
●魚眼の歪みを抑える「リニアモード」
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▲広角
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▲リニア
 GoProの特徴でもあり、好みの分かれる部分でもあった「魚眼」映像が今回から歪みを抑えて撮影できる「リニアモード」も追加されました(リニアモードが使えるのは2.7Kの撮影モードまで)。GoPro以外のカメラと組み合わせて撮影する際に、この機能は重宝しそうです。
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▲中間
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▲狭角
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▲スーパービュー
 広角特有の歪みを抑えるリニアモードは画角は狭まるものの、歪みを強力に補正。スーパービューは4:3で撮影したものを16:9に引き伸ばして撮影するモード。その他はセンサーの切り出しエリアを切り替えて表示する。フルHDを選択の場合、歪みを抑えるリニアモードも含めて5つの画角を選択できる。

●ハウジングなしで水深10mまでの防水機能を実現
 水辺の撮影では以前のモデルの場合、ハウジングに入れて使う必要がありましたが、今回はある程度の使用であればノーマルの状態で陸も水中も撮影できるところがユーザーとしては嬉しい限り。ハウジングは別売になりますが、60mまでの防水に対応できるようになります。

まとめ

 今回のHERO5 Blackの進化点を一言で言い表すならば、前述の通り、ウェアラブルを通り越して、「体の一部に近づいた」ということでしょう。タッチパネルの操作性やボイスコントロール、電源OFFの状態からも即座に撮れるというストレスフリーの操作性がなによりの進化だと感じました。これまではこの手のカメラでは、小型だから操作性が悪いのは仕方がないというある種の諦めがありましたが、これからのアクションカメラは小さくても操作しやすい。アプリなしでも単体で手軽に使える。新たな指標を示してくれたのが今回のHERO5 Blackの功績だと感じました。

HERO5のボイスコントロール機能にスポットを当てて動画を作ってみた


GoPro Traveling in Tokyo( Featuring HERO5 voice control)
 この動画はGoPro HERO5のボイスコントロール機能にスポットを当てて制作してみました。いろんな国の言葉でHERO5のコマンドを頼んでみました。また今回から搭載されている「ビデオタイムラプス」を使って東京を撮ることで旅の思い出に遊べるカメラであるという要素も盛り込んでおります。東京オリンピックに向けて、観光客の方がGoProで東京を撮影して面白い映像が増えてくれたら嬉しいと思ってます!



◆GoPro HERO5 Blackの製品情報
https://jp.shop.gopro.com/APAC/cameras/hero5-black/CHDHX-501-master.html
◆撮影協力(屋内):スタジオトス
http://www.studio-toss.com