【InterBEE2016】VR関連の展示まとめ


三友ブース

P4180388.jpg
▲日本の展示会では初披露となったノキアの360°VRカメラ・OZO(オゾ)。同期の取れた8つのレンズとマイクを搭載し、全体で8K×4K解像度のVR動画と立体音響を一台で収録できる。専用ソフトOZO Remoteを使えば、カメラ映像をリアルタイムでモニタリングでき、その場でスティッチングも可能。3DVRの撮影にも対応するハイエンドVRカメラ。
P4180398.jpg
▲スティッチングの調整画面。
P4180410.jpg
▲各カメラの明るさや色味を個別や一括で調整できる。
P4180405.jpg
▲カメラ後部にバッテリーと記録用SSDストレージ(500GB)を搭載。記録時間は45分。
P4180395.jpg
▲会場ではOZOで撮影したVRのデモムービーを体験できた。同行したVR初体験の広告担当も「ナニコレ!? 楽しいーーー」と興奮気味。

アドビシステムズブース

P4190044.jpg
P4190043.jpg
▲本誌筆者の染瀬直人さんのセッションの模様。360°VR映像の機材紹介と制作ワークフローについて、制作例を元に解説していた。
P4190049.jpg
▲GoogleのVR制作システムGooglle JUMPを採用したGoPro Odessy(左)と、iZugarの3DVRカメラ(右)。Odessyは16台のGoPro HERO4 Blackをまとめたリグ。最大で8K×8K/30pのVR映像を撮影することができる。プライマリーカメラから設定や録画開始/停止の操作ができ、ゲンロックで同期が取られている。Assemblerという専用のクラウドで各カメラの映像でステッチングする。16台のカメラから得られた30分のフッテージを合成処理するには約1日かかるという。
P4190051.jpg
▲ブースにはVR映像の視聴に対応したPremiere Proも合わせて展示されていた。

キヤノンブース

P4180477.jpg
▲キヤノンマーケティングジャパンでは韓国mooovr社のリグ。moovrリグが参考展示。EOS M3を5台マウントして360度VR撮影を行う。基本パッケージにはサムヤンの7.5mmフィッシュアイレンズ5台とリグがセットになっている。
P4180470.jpg
▲各カメラで撮影した映像のスティッチングには仏VideoStitch社が提供するソフトStudioを推奨していた。
P4180471.jpg
▲視聴はmsiのノートPCにHTC VIVEをつないでデモが行われていた。
P4180488.jpg
▲VideoStitch社のVRカメラ・ORAH 4i。2048×1536ピクセルのレンズを4つ搭載し、全体で4Kの360°VR動画が撮影できる。
P4180489.jpg
P4180491.jpg
▲360°VR動画をリアルタイムでステッチして、4K/30pでライブ配信できる。

KPIブース

P4190170.jpg
▲中国GAZERCAM社が発売しているWenpodシリーズに360°VRカメラ用ジンバルWenpod Tarzan-G が加わる。最大で3kgまでのカメラを搭載できるという。ブースではGoPro6台のリグを取り付けて展示されていた。日本での価格は未定だが、2000USドルとのこと。
P4190172.jpg
▲一脚と組み合わせた状態。
P4190759.jpg
▲matthews studio equipmentのVR撮影用スタンドVRig。13.6kgまでのカメラを搭載できるVRig S30 kitは198,000円。35kgのVRig S75 kitは298,000円

キャムキャスト7ブース

sphere.jpg
P4190789.jpg
▲ライブ配信用機器メーカーのTeradeck社から発売されている360°VR動画のリアルタイムモニタリングとライブ配信に対応した機器・Sphere。HDMIまたはSDIで各カメラをSphereに接続し、専用アプリでiOS端末でリアルタイムのスティッキングが可能になっている。各カメラのホワイトバランスや色調、カラープロファイルの調整も可能になっている。

▲iPad Proでの操作画面のデモ。

デジタルホビーブース

P4180827.jpg
P4180805.jpg
▲ブラックマジックデザインのBlackmagic Micro Cinema Cameraを4台でリグを組み、レンズはそれぞれのカメラにインタニヤのマイクロフォーサーズ用250°フィッシュアイレンズ・レンズ250 MFTを使用。各カメラの映像はアトモスSHOGUNに記録するシステム。店主の山崎友一朗
さんが組み上げたもの。頂上にはバイノーラルマイクも搭載し、立体音響にも対応できる。
P4180804.jpg
▲デジタルホビーを運営するジュエでは、ドローンの上部と下部にカメラを取り付けて、360°VR空撮も手がけている。

よしみカメラブース

P4190724.jpg
▲台湾のiZugar(アイズガー)社からこの秋に発売になったマイクロフォーサーズ用220°フィッシュアイレンズ・iZugar MKX22 Fisheye Lens for MFT。70,000円(税別)で発売予定。中国製のマイクロフォーサーズ小型4Kカメラ・Z-cam E1を4台組み合わせた形で展示されていた。Z-cam E-1で撮影した場合のスティッチ後の最大解像度は5390×2695ピクセル。カメラとのセット販売も行なう予定で価格は65万円前後となる。

◆InterBEEレポートをまとめて読む
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/

vsw