5K RAW撮影に加えProResにも対応 障害物回避センサーも搭載 最大94kmの飛行速度を実現したプロユースドローン DJI Inspire 2が登場


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DJIは11月16日から開催中の国際放送機器展InterBEEで、プロユースのジンバル一体型カメラユニット交換式ドローンInspireシリーズ・最新モデルとなるInspire 2とPhantom 4 Proを発表した。多くのプロフェッショナルユーザーに愛されたInspire 1の発売から約2年、その進化のポイントをお伝えしていきたい。

Inspire 2向けに新たなカメラも

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▲Zenmuse X4S
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▲Zenmuse X5S
Inspire 2では、ジンバル一体型カメラユニットZenmuse X4SとX5Sを交換して使用できる。Zenmuse X4Sを搭載した通常モデルは361,000円(税込)。Zenmuse X5S、CinemaDNG と Apple ProResのライセンスキーが同梱されたInspire 2 Comboは741,000円(税込)。11月16日より予約を開始。出荷は12月〜2017年1月を予定している。

X5Sでは最大5.2K/30pRAW収録に対応
編集時の取扱にも便利なProRes収録も

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X4SはPhantom 4 Proのカメラスペックと同等で1型センサー(2,000万画素)を搭載し、最大5.2K/30p(5248×2952ドット)、4K/60p撮影に対応する。ビットレートは100Mbps。ファイル形式はMP4とMOV。圧縮方式はH.264に加え、H.265を採用する。
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X5Sはマイクロフォーサーズ規格(2000万画素)のレンズ交換式ユニット。ダイナミックレンジは12.8ストップ。RAW(CinemaDNG)収録に対応し、ビットレートは4.2Gbps。RAW収録は専用SSDで行う。機体背面にSSDスロットを備える。また、従来まで収録データをパソコンに転送するためにはCinelightというソフトを使用しなければならなかったが、ファイルシステムにFAT32やexFATを採用したため、通常の動画ファイル同様にドラッグ&ドロップ操作でパソコンへの転送が可能になった。また、今回のモデルからProResでの録画にも対応し、編集のワークフローに組み込み安くなった。こちらもX4S同様にmicroSDカードによるMP4、MOV記録にも対応する。

飛行時間は倍近くに伸びた

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バッテリーの形状は新しくなり、従来モデルとの互換性はないが、2つのバッテリーを装着できるようになり、飛行時間はX4S装着時で27分、X5S装着時で25分となった。前モデルのInspire 1でRAW収録対応のX5R装着時の飛行時間が10分弱、飛行時間は倍近くに増えたという。
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飛行速度は最高94km。時速80kmに5秒で到達する加速性能を備える。
※Inspire 2 仕様変更について
http://www.dji.com/jp/newsroom/news/inspire2-spec-change

FPV専用カメラを機体に搭載

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MavicやPhantomシリーズ等のドローンでは、パンのカメラワークをするためには機体を旋回させることになるが、Inspireシリーズでは機体とカメラの操作を2人体制で行うことができ、カメラは機首の向きに関わらず360°パンが可能になっている。カメラ・オペレーターはX4SやX5S等のカメラ映像をFPV視聴し、ドローンパイロットは、今回新たに機体に搭載されたFPV用カメラの映像を見ながら撮影を行うことができる。このFPVカメラは2軸ジンバルを備えており、飛行時の揺れへの対策もとられている。

障害物検知機能

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▲機体前面に障害物回避のステレオ・ビジョン・センサー
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▲機体底面にステレオ・ビジョン・センサーと超音波センサー
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▲上部に障害物検出の赤外線センサー
Inspire 2は最大30m先までの障害物を検知でき、最大時速54kmまでであれば障害物を回避して飛行することができる。赤外線センサーは上空5mまでの障害物を検知し、木々に囲まれた狭いエリアなどでの飛行にも対応できる。
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▲RTH(リターン・トゥ・ホーム:自動帰還機能)の際も障害物を回避して、離陸地点に戻ってくる。

スポットライトプロ機能を搭載し、機首の向きに関わらず、カメラは被写体を常に捉える

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Inspire 2にもPhantom 4から搭載された被写体追尾のアクティブトラックやタップフライ、ポイントオブインタレスト、ウェイポイント等の自動操縦機能が備わる。そうした操縦モードの時もスポットライトプロの機能が使える。

送信機は別売アクセサリーで液晶ディスプレイも

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Inspire2の送信機。HDMI端子が標準搭載。
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別売アクセサリーとして液晶ディスプレイCrystalskyも登場する予定。送信機に取り付けて使える。2種類のラインナップを揃え、5.5型は解像度1920×1080ドット、輝度は1000cd/m2 。7.85型は解像度2048×1536ドット、輝度は2000cd/m2。4920mAhのバッテリーで4〜5時間駆動する。CrystalskyにはmicroSDカードスロットが2つ搭載されており、録画を残したり、撮影した映像を再生することもできる。

Inspire 2紹介ムービー


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Phantom 4 ProやInspire 2は18日まで開催中のInterBEE、DJIブースで実機を展示しており、飛行デモも見られる。

◆Inspire 2製品情報
http://www.dji.com/jp/inspire-2
◆Crystalsky製品情報
http://www.dji.com/jp/crystalsky
◆Phantom 4 Pro新製品情報
http://www.genkosha.com/vs/news/entry/dji_phantom_44k60p1cmos.html