トム・ハーディ主演ドラマ「Taboo」のポストプロダクションにDaVinci Resolve Studioが使用された


ブラックマジックデザインは英国BBCで放送中の人気ドラマ「Taboo(原題)」のポストプロダクションにDaVinci Resolve StudioとDaVinci Resolve Advanced Panelが使用されたと発表した。

「Taboo」はHardy Son & Baker とScott Free Productionsが制作し、Sonar Entertainmentが配給を行なった、陰謀と復習の物語だ。時代は19世紀初め。トム・ハーディ演じる主人公ジェイムズ・ケザイア・ディレーニイは死んだと思われていたが、アフリカで10年間過ごした後にロンドンへ戻り、そこで亡くなった父親が残した謎に行き当たることになるというストーリーだ。日本では4月からスターチャンネルで放送開始予定。

プリプロダクションから同作品に関わったGoldcrest Postは、撮影監督のマーク・パッテン(Mark Patten)と共同でルックアップテーブル(LUT)を作成し、パッテン氏がそのLUTを使用してセットでの主要な撮影を行った。

「基本となるルックの確立後、撮影前にルック作成の打ち合わせを何度も行いました。」とGoldcrest Postのカラリストであるアダム・グラスマン(Adam Glasman)氏は語る。

Goldcrest チームはグラスマン氏とシニア・オンラインエディターのシネイド・クローニン(Sinéad Cronin)氏で構成され、彼らとパッテン氏の間で使用されたひじょうに緊密なワークフローは、ブラックマジックデザインのDaVinci Resolve により関係性が一層強化された。

「昨年の夏にカメラとグレーディングのテストを始めた時に、初めて『Taboo』の最初の映像を見ました。その直後から20分のティーザーの制作を始めました。これは、コンフォームやVFX のテストや、プロジェクト初期の様々な面における問題を解決する上でも非常に役立ちました。」(グラスマン氏)

クローニン氏はDaVinci Resolveの編集ツールを使うことで全エピソードにアクセスでき、レンダリングや書き出しを行う必要なく、グレーディング作業中にライブでカット、タイトル、VFXの挿入などが可能になったことでひじょうに多くの時間が節約できたという。

また、DI(デジタル・インターミディエイト)作業を行う上で、グラスマン氏は暗いトーンのシネマルックを目指すように指示された。そこで、パッテン氏が撮影した深みのある黒と高コントラストの映像を引き立たせ、番組の印象的な美術を際立たせるようにした。

「夜間の室内シーンはろうそくの光に照らされているだけだったので、暗さを保ちながら、特に黒い衣装の質感とセットの質感を表現するのに苦労しました。日中の屋外シーンではビネットを多用し、陰鬱でまるで嵐の前のような雰囲気を作りました。」(グラスマン氏)

グラスマン氏は主に劇場映画を担当しているので、テレビドラマならではの課題にぶつかることになったという。「概して、時間的な制限が厳しいですね、結果として、同僚のロブ・ピッツィ(Rob Pizzey)に手伝ってもらい、後半のエピソードのグレーディングをしてもらいました。」と語っている。このような時間的な制限はDaVinci Resolveの強みを浮き彫りにすることになった。

「『Taboo』では、常に最低4エピソードを同時進行させていました。DIにおけるペイントなどの修正作業も多く行なったのですが、Resolve内で大部分の作業が行えるので、他のソフトウェアで使用するために書き出す必要がありませんでした。現在、このような作業はDIの重要な要素となっています。」(グラスマン氏)

ブラックマジックデザイン
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