GH5をパワーアップするツール 、ATOMOS NINJA INFERNO


GH5 の HDMI から出力される 4K/60p 4:2:2 10bit を
NINJA INFERNO で収録する

NINJA INFERNO(ニンジャインフェルノ)   124,074円
4K/60p映像を対応SSDにApple ProRes/Avid DNx形式で収録できるモニター一体型レコーダー。上位機のSHOGUN INFERNO(ショーグンインフェルノ)からSDI端子を廃し、HDMI専用機とすることでリーズナブルな価格とした。SHOGUN INFERNOも価格改定により、パッケージ版が199,074円、ソフトケース版が160,037円とかなり安くなっており、どちらを選ぶべきか迷うところ。基本的にSDIを使うかどうかで判断すればよく、GH5との接続運用だけならNINJA INFERNOで充分だが、SDI端子を利用してスタッフに映像を共有するとか、別の現場で使うケースもあるなら、SHOGUN INFERNOのほうが便利だろう。(価格は2017年5月時点。変動する可能性があります)

 

▲記録メディアは2.5インチサイズのHDD/SSDで別売。4K記録ではSSDが必須で、4K/60pの場合は、対応するSSDを確認して用意する必要がある(https://www.atomos.co.jp/drives)。バッテリーはソニーLバッテリー互換タイプ。これもものによっては、すぐに落ちてしまうこともあるので、慎重に選びたい。

 

GH5は本体で4K/60pまで記録できるのだから、外部レコーダーは不要なはずと思っている人も多いかも知れない。フットワークよく手持ち撮影する場合はそれでもいいが、じっくりとフォーカスを合わせたいとき、スタッフと映像を共有する時にはしっかりしたモニターが必要になる。ATOMOS(アトモス)社のSHOGUNシリーズはすでに多くの映像制作現場で使われていて、このモニター一体型レコーダーがないと不安と感じる人も増えている。

GH5の登場に合わせ、まさにそれと組み合わせるのに最適なモデル、NINJA INFERNOが登場した。入出力はHDMIに限定して価格を抑えているが、4K/60p入力・記録に対応。GH5はHDMIから4K/60p 4:2:2 10bitすることができるので、それをProResやDNxなど編集に向いたコーデックで記録することができる。これまでハイエンドの映像制作で扱われてきたフォーマットがこの価格帯で実現できるのは夢のような話。

しかもGH5はこういった使い方を想定してHDMIはType A端子でケーブルホルダーも同梱。NINJA INFERNOとのREC連動もまったく問題ない。

GH5ユーザーであれば持っていて損はない超強力なツールである。

▲ATOMOS製品を所有している人を想定して、NINJA INFERNOにはバッテリー、チャージャー、ドッキングステーションなどが同梱されていない。初めて買う人は、アクセサリーキット(税込40,000円)も同時購入すると良い。SSDケースやバッテリー2個、チャージャー、USBドッキングステーション、キャリーケース、サンフードなどが含まれる。

 

GH5側の設定

▲GH5からのHDMI信号を記録したい場合は、「撮影HDMI出力」で「情報表示」はOFFに、「HDMI記録制御」はONに、4K/60p出力ビット数でなんと4:2:2 10bit記録も選択できる。「HDMIタイムコード出力」はONにしておくと良い。

 

GH5のHDMI端子

▲GH5はデジタル一眼としては初めてHDMIのType A(スタンダードサイズ)端子を採用。映像制作の現場では挿抜しやすく故障の確率も低いということで歓迎されているフィーチャーだ。さらにケーブルホルダーも同梱されており、不用意にケーブルが抜けたり破損したりすることを防いでくれる。

 

NINJA INFERNOの設定

▲アトモス社のNINJA 、SHOGUNシリーズは、ほとんどボタン、ダイヤルがない筐体で、液晶のタッチパネルで機能の設定や操作を行う。上に並ぶ4KUHDp59.94をタップすると、上のようなINPUT設定画面が現れる。現在、HDMIから4K/60p信号が入ってきていることがわかる。TRIGERは、HDMIにしてONにすると、GH5のRECボタンで連動して録画がスタートする。録画時は上のように赤い枠が表示される。

「撮影時HDMI出力」で「4K/60p出力ビット数」を「4:2:2 10bit」にしてNINJA INFERNOとHDMIケーブルで接続すると本体のSDカードには記録せず、NINJA INFERNOで4:2:2 10bit 4K/60p ProRes記録することができる。

 

NINJA INFERNOの充実した信号監視機能

波形表示波形(ウェーブフォーム)とベクトル表示が可能。GH5本体でも可能だが、より大きな画面で見られるのがメリット。表示サイズも3段階で変更でき、画面の透明度や波形自体の明るさもバーの連続可変で調整できる。

ゼブラ表示ある輝度レベルを縞模様で表示するゼブラ表示は、バーのスライドで細かく設定できる。単に100%や105%を確認するだけでなく、60%(画面左の例)、85%(右の例)といった任意の輝度レベルも簡単にチェックできる。

拡大表示+ピーキング▲フルHDのパネルであり、4K信号を拡大してドットバイドットで確認できるのでフォーカス合わせが安心。ピーキングもバーのスライドで色を変えられる(上の画面)。拡大する場所も画面を指で動かすことで変更できる。

本レポートは、5月29日発売の「パナソニックGH5ムービー完全攻略ガイドブック」に掲載した内容を先にWebにアップしています。

引き続き、GH5とNINJA INFERNOの組み合わせ検証をレポートしていきます。

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