ATOMOS製品の国内販売代理店が6月1日より銀一からメディアエッジ社に移行


メディアエッジ株式会社は2017年5月10日、新製品のプレス発表会にてATOMOS社との協業および同社の製品取り扱いについての発表を行なった。これまでは銀一が国内販売代理店としてATOMOS製品を扱っていたが、2017年6月1日よりメディアエッジに移行する(5月末までは銀一で取り扱う)。

両者の協業は技術、製品を共有し相互に市場を拡大することが目的で、今後は共同開発も視野に入れていくという。製品サポートは従来通りATOMOS株式会社で行う上、銀一での販売も継続して行われるので、ユーザー側からは大きな変更はなさそうだ。

メディアエッジとATOMOSとの突然の協業に、両者の関係をよく知らない人には「なぜ、この2社が…」と疑問に思うことだろう。しかし、話を聞けば納得。メディアエッジの社長は元カノープスの社長であった藤原氏。そして、ATOMOSのCEO・ジェロミー氏とは旧知の仲であり、その昔、ジェロミー氏は藤原氏の英語の先生を務め、オーストラリアに帰国後、カノープスの海外営業社員として働いていた時代もあったそうだ。

その後ジェロミー氏はブラックマジックデザイン社を経て、ATOMOS社を起ち上げることになるわけだが、その根幹はカノープスにあったというわけだ。それを象徴するような一言がジェロミー氏自身からあったので紹介しよう。「SHOGUNやNINJAシリーズはキャプチャーカードをカメラの上に載せたもの」。なるほど、そうかもしれない。キャプチャーカードといえばカノープス。発想の原点がそこにあったというわけだ。

メディアエッジ社長・藤原睦朗氏(右)とATOMOS・CEO、ジェロミー・ヤング氏(左)
両者の協業イメージ
国内初お披露目となった19型HDR対応1200nit液晶搭載、モニター一体型レコーダー「SUMO」を展示

 

vsw