DJI、手の動きだけで操作できる小型ドローン「DJI SPARK」を発表


DJIは、簡単な操作で飛ばせる小型カメラドローン「DJI SPARK」を発表した。DJI公式オンラインストアにて先行予約が可能で、出荷は6月中旬を予定している。価格はSPARK単体(追加のプロペラ1組、充電用USBケーブル等を含む)が65,800円(税込)、SPARK Fly Moreコンボ(送信機、追加のプロペラ2組、プロペラガード、追加のバッテリー1個、充電ハブ、ショルダーバッグと必要なすべてのケーブルを含む)が91,800円(税込)となる。

重量は300gと小型だが、航空法の規制対象となる200gには及ばず。

 

DJI Spark紹介映像

DJI SPARKは、手の動きだけで操作が可能なミニドローン。手のひらから離陸すると自動でジェスチャーモードに入り、手のジェスチャーに合わせて操縦できる。新搭載の QuickShot のインテリジェント機能を使うと、プロが撮ったような動画を簡単に撮影できる。Rocketモード(カメラを下向きにして上昇)、Dronieモード(斜め後ろ方向に上昇)、Circleモード(被写体のまわりを周回)、Helixモード(上昇しながら被写体の周囲を旋回)の4つのモードがあり、どのモードでも自動的に約10秒の動画を作成する。

▲(写真左)手のひらから離陸させることもできる。(右)飛行中にフレームを切るようなジェスチャーをすると写真を撮れる。

送信機またはスマートフォンによる操作も可能。送信機を使うことでS(Sport)モードに切り替え、飛行速度を最大50km/hまで引き出せる。スマートフォンアプリ「DJI GO 4」を使うと動画を簡単に編集でき、SNSにもすぐにシェアできる。先日発表されたDJI Goggleにも対応し、没入感あるFPV(First Person View:1人称視点)飛行体験を味わえる(※FPVによる目視外飛行は航空法の申請が必要)。

 

発表会でのプレゼンテーションの模様

▲デモフライトとプレゼンを行うのはDJI JAPANの丸川英也氏

 

 

最大1080/30pの動画撮影に対応・2軸ジンバルを搭載

カメラ性能は、1 / 2.3インチCMOSセンサーを搭載し、1,200万画素の写真撮影と1080/30p(ビットレートは最大24Mbps)の動画撮影に対応する。ジンバルは2軸補正になるが、電子的にブレやローリングシャッター歪みを補正するUltraSmooth技術を備える。底部のビジョンポジショニング・システム(VPS)によりGPSを捕捉できない環境でも最大30mまで安定したホバリングを可能にする他、前方の3次元認識システム、FlightAutonomyシステムによ、最大5m先の障害物まで検知できる。

 

 

バッテリーは3セルのLipoバッテリー。容量は1480 mAhで飛行時間は最大約16分間。

 

 

オプションでプロペラガードも用意。

 

 

DJI無償付帯賠償責任保険
日本国内における第三者への賠償責任保険が1年間無償付帯されている(補償には登録が必要)。

DJI Spark 製品詳細
www.dji.com/spark

 

vsw