ヴァン・ウィリアム「Revolution」の MV撮影で、Blackmagic URSA Mini Pro と DaVinci Resolve Mini Panel を使用


ブラックマジックデザインの発表によると、ソングライター/パフォーマーであるヴァン・ウィリアム(Van William)の「Revolution」のミュージックビデオ撮影に、Blackmagic URSA Mini Pro デジタルフィルムカメラと、Video Assist 4Kモニター/レコーダーが使用された。監督はグラント・ジェイムズ(Grant James)、撮影監督はヴァンス・バーバリー(Vance Burberry)、プロデュースは Milkt Films。撮影監督のバーバリー氏は、これまでにガンズ・アンド・ローゼズ、パール・ジャム、サンタナ、コールドプレイなどのミュージックビデオを手掛けた。DaVinci Resolve Studio および DaVinci Resolve Mini Panel を使用してカラーグレーディングも行っている。

 

「Revolution」は、ぶつかってばかりの関係とその終結を歌った作品。真っ暗な空間で、ヴァンとソダーバーグ姉妹(ファースト・エイド・キット)がエモーショナルなパフォーマンスを繰り広げる。

グラント・ジェイムズ監督は語る。

「このミュージックビデオでは、彼らは時には一人一人で、時には共に、歌詞の裏に込められた感情を表現しようとしている。そんな彼らの姿を組み合わせることが狙いだった。結果として、自然な美しさとリアリズムに根ざしたテーマを保ちつつ、ファッション性の高い写真との境界線にあるような、ストレートで印象的なイメージを得られた。」(グラント・ジェイムズ監督)

これを受け、撮影監督のバーバリー氏は次のように語る。

「歌詞の世界と写真のようなイメージを可能な限り強調するため、白黒のルックにした。歌詞の展開に合わせたルックにしたかったので、柔軟に扱える画像が必要不可欠だった。これが URSA Mini Pro を使用した理由。URSA Mini Pro の15ストップダイナミックレンジは、グレースケールで真価を発揮した。濃いシャドウやブラックから露出過多の部分まで扱うには、広いダイナミックレンジが必要になる。」(バーバリー氏)

またバーバリー氏によると、URSA Mini のフィジカルコントロールにより、ペースを乱されることなく設定の変更やルックの確認ができたという。

「23.98fps と 60fps を切り替えて撮影していたのだが、高フレームレートのボタン(HFR)がカメラの外側に付いていたのはとても便利だった。また、グレースケールとフォルスカラーを使用して RAW と LOG を確認し、露出をチェックした。RAW を F1ボタンに、そしてフォルスカラーを F2 に設定したので、ボタンを押すだけで簡単にルックを切り替えられた。機能ボタンをカスタマイズできるのは本当に便利だ。

他にも、ショットに応じて URSA Mini Pro の内蔵NDフィルターを使用できる点が気に入っている。照明の状況は常に同じではない。少し明るめの 800 ASA でも撮影してNDフィルターを使用した。これにより、ワイドアパーチャーで撮影して浅い被写界深度を得られた。これらの追加機能は非常に便利で、ワークフローを効率化できた。」(バーバリー氏)

「これまでに何度か URSA Mini 4.6K を使用したことはあったが、URSA Mini Pro を使うのは初めてだった。デザインとコントロールのアップグレードは目を見張るものがある。

Blackmagicカメラのフィルムライクな特質と、プロダクションからポスプロへのワークフローの切り替えが簡単なところが気に入っている。高コントラストの白黒で撮影したが、URSA Mini Pro のダイナミックレンジのおかげで膨大な量のディテールを持つリッチな黒を得られ、映像を自在に扱うことができた。」(グラント・ジェイムズ監督)

ポストプロダクションでは、ミュージックビデオのテーマを際立たせるために、バーバリー氏は DaVinci Resolve Studio と DaVinci Resolve Mini Panel を使用した。

「ミュージックビデオはクリーンなルックから始まり、ストーリーが展開するにつれアーティストたちの髪は乱れていき、泣いたり叫んだりする。最後にはとても「美しく」そしてひどい状態になる。

弱めのコントラストとミッドトーンから始めて、曲の盛り上がりに合わせてミッドトーンのディテールを減らして映像を和らげた。そこからコントラストを高め、ミッドトーンを暗くすると同時にハイライトを強調した。URSA Mini Pro でディテールをキャプチャーしているので、ミッドトーンのディテールを調整することで肌のテクスチャーが浮き彫りになる。」(バーバリー氏)

バーバリー氏は最後こう結んだ。

「かなりのグレーディングを行っても、イメージを美しくクリーンな状態に保つことができた。DaVinci Resolve Studio の優れたトラッカーも非常に役立った。移動やサイズ変更、ソフトネス、カーブを簡単に実現できる。信じられないほどパワフルな機能だ。さらに、DaVinci Resolve Mini Panel を導入したことで、ノードの追加、スチルの保存と呼び出し、フレームの移動、Power Window の作成などがとても簡単にできるようになった。すべてのボタンを指先で操作できるので非常に効率的。パネルは頑丈で耐久性があり、とても重宝している。このようなプロジェクトの仕上げに最適だ。」(バーバリー氏)

ヴァン・ウィリアムの「Revolution」EPは、2017年9月8日に Fantasy Records よりリリース予定。

 

ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp