FUJINON MKの使いどころは、ドキュメンタリーと舞台撮影か。こういうズームレンズがもっと欲しい。


富士フイルムのEマウントのシネマレンズ、FUJINON MKが2月のCP+で発表されてから、本誌やウェブでいろいろレポートしてきましたが、7月19日発売の8月号では、岸本康さんに、舞台撮影とその素材ををもとにした小劇場のプロモーションムービーの制作で、FS5に組み合わせて使っていただきました。

レポートはこちらから。

7月中旬、京都での小劇場での撮影に同行取材したのですが、以下が、そのときに4Kで収録した動画です。

 

ぜひ4Kで見ていただきたいのですが、これを見て、もう舞台撮影も4Kでスーパー35センサーの時代だと思いました。決して誇張して言うわけでないのですが、実際にその場で見ていたよりも、クリアに見えて、役者の表現しているニュアンスが伝わってくるのには驚きました。このクオリティがあれば、その場で劇を楽しむのとは別のエンタテインメントとしての役割を果たせます。

4Kでスーパー35センサーの映像を実現するには、きちんとオペレートできるレンズが必要で、FUJINON MKはそういった用途にはぴったりではないかと思いました。もっともそれを扱う側の技術も必要になりますが。

ズームしてもフォーカス位置がずれないという部分は必要最低限ですが、アイリス開放であっても、フォーカスアウトしたところがボケすぎないというのが、こういった用途に向いているような気がします。

40万円台というのはこれまでのシネマレンズの感覚からすると激安でしょうが、一眼のレンズからするとかなり高価な部類に入ります。電動ズームは要らないので、アマチュアでも買いやすい、せめて20万円台の動画用のズームレンズができないものでしょうか?  できればNDフィルターも内蔵して。