パナソニック創業100年を機に新キャンペーンをスタート。その発表会で歴代の製品群が展示された。


2018年3月に創業100周年を迎えるパナソニックは、8月25日、都内において発表会を開催し、100周年を記念して「Creative! SELECTION」と銘打って、エアコンやロボット掃除機、ポータブルテレビ、ななめドラム洗濯機、補聴器のジャンルの新製品を発表するとともに、それに合わせて、新キャンペーン「Creative!」をスタートすることを発表した。特設サイトを公開するとともに、宣伝キャラクターの綾瀬はるかさん、西島秀俊さん、遠藤憲一さん、奥貫薫さん、水原希子さん、駒井蓮さん、パナソニック社員らが出演する120秒のTV-CM特別編を公開。CMは24日から放送されている。

 

発表会において、パナソニック株式会社執行役員コンシューマーマーケティングジャパン本部本部長の河野明氏は「これまでの100年、家電により家庭の主婦の労働を楽にしてきたが、社会の構成が変わり、共働きの世帯のほうが多くなっているし、家庭を大事にしたいと思っている人は増えている。家事をなんとかしたいと思っている人も多い。そういう世帯を応援する製品群をこれから提案していく」と語った。

今回の製品だけでなく、今年から来年にかけてCreative!というキャンペーンに合わせて、「毎日を、ちょっとクリエイティブに」する家電を次々と出していくという。

発表会には、宣伝キャラクターを務めるタレントが勢ぞろい。左から二人目は河野明本部長、順に遠藤憲一さん、綾瀬はるかさん、西島秀俊さん、奥貫薫さん。

これからは家電も利用しながらもっと料理に取り組みたいと話す、綾瀬はるかさん。

 

製品でたどる100年

発表会場に隣接して展示スペースも設けられており、そこでは、創業からの主な製品が展示されていた。注目の展示をピックアップしていく。

◉創業当時。1918年(大正7年)3月7日、松下幸之助氏は松下電気器具製作所を創立。2階建借家の1階を改造した作業場でのスタートだったという。

 

◉創業第1号商品は改良アタッチメントプラグ。当時としては形が斬新な上、ねじ込み部分に古い電球の金口を再生して使うなどの工夫がこらされていて、価格は3〜5割安かったため、よく売れたという。

その右は天井灯用の1本のソケットで複数の電気製品を使用したいというニーズに応えた考案された商品、2灯用クラスター。これは記憶にある人も多いかもしれない。大正時代の家庭用品の「三代便利品」の一つと言われたそうだ。

 

◉1927年(昭和2年)の角型ランプ、通称ナショナルランプ。昭和初期の松下電器の発展を支えた製品だという。初めてナショナルの商標が使われた。

 

◉これは今となっては一体何なのか想像がつかない人が多いだろう。1951年(昭和26年)の丸型撹拌式電気洗濯機MW-101。ナショナルの洗濯機第1号機で、米国市場視察を終えた松下幸之助氏が、洗濯機は家庭の主婦を重労働から解放する重要な商品だとして、商品化を指示し、開発したもの。当時のロゴのデザインが可愛らしい。

 

◉1965年(昭和40年)の掃除機。世界で初めてプロスチックボディを実現したとある。大型キャスターで引き回しの良さが売りだった。

 

◉1970年(昭和45年)のラジオ、パナペット(左)と1971年(昭和46年)のパナペットクルン(右)。パナペットは万博の記念商品として開発されたもの。画期的な大ヒットになったという。パナペットクルンはヨーロッパのデザイン感覚から生まれた新しいデザインで女性の需要が半数以上を占め、新しい女性用のラジオとして注目を集めたそうだ。

 

◉1977年(昭和52年)、ようやくホームビデオが登場! 同社VHS方式ホームビデオの第1号機はマックロード88の愛称で、NV-8800という型番だった。

 

◉1982年(昭和57年)のポータブルビデオとビデオカメラ。ポータブルビデオはアクションマックロードという愛称で、型番がNV-100。発売当時世界最軽量で本体質量3.8kg。ビデオカメラはVZ-C90。VTR部がないのに肩載せだった。

GH5と有機EL4Kテレビの展示も

歴史的な製品群を抜け出して、最新の商品の展示へ。今回の発表会は家電がメインということもあり、AV関係ではGH5と4K有機ELビエラが目立つ程度。ただ、これは相性のいい組み合わせだ。

 

「Creative!」キャンペーンの特設サイトはこちら

120秒TV-CM「MONO・GATARI(ものがり)編」

約350種の新旧商品に囲まれ、宣伝キャラクター、パナソニック社員が集まったシーンは、1964年にLIFEに創業者の松下幸之助氏が取材されたときの取材写真(モノクロ写真でインサートされる)をイメージしたもの。これらの商品は松下幸之助歴史館などに保存されていたものを慎重に梱包してスタジオに運んだという。これ以外にも、宣伝キャラクターとパナソニック社員の対談ムービーなども順次公開される。