「ビデオグラファーのための映像制作機器セミナー&展示会」at銀一 【展示会編】 Part1 ソニー、キヤノン


8月30日(水)に東京・月島の銀一にて開催された「ビデオグラファーのための映像制作機器ガイド」連動のセミナー&展示会。ここでは展示会からピックアップした話題をお届けする。

9月6日、キヤノン編で写真と解説を足しました。

 

ソニーはHDR対応のFS5 Ver.4とFS7 IIを展示

ソニービジネスソリューションは今年4月のNABでは目立った新製品はなかったが、ベストセラーモデルであるFS5でハイブリッドログガンマ(HLG)収録が可能になるファームアップを発表(7月に実施)。これによって、対応のHDRテレビと組み合わせることで、グレーディング不要でHDR撮影・上映が可能になる。このワークフローをソニーでは「インスタントHDR」とネーミングしてアピールしているが、実際にその映像を業界定番であるマスモニ、BVM-X300で表示していた。ネイチャー系の映像では絶大な効果を発揮する。よりスチル写真の世界に近づくように感じる。

また、光モノは輝きを増す感じで、アウトプットさえ提案できるのであれば、ブライダルやビューティ系のデモ映像、宝石関係のプロモーション映像などでもゴージャスな映像を仕上げることができそう。

説明してくれたのは、ソニービジネスソリューションの志水さん。

 

FS7 IIはFS7の上位モデルだが、画質は同等で、マウント部分や電子式の可変NDフィルターなど機能が追加されている。価格はアップするが、FS7 IIのほうが人気だそうで、売れ行きは好調。またFS7 IIに合わせてキットレンズが新製品のE PZ18-110mm F4 G OSSになっているが、これが好評で、FS7よりもレンズキットを選ぶ割合が高くなっているという。

 

キヤノンは新製品のEOS C200が販売好調

キヤノンは7月末に発売開始されたEOS C200とEOS C200Bは販売好調だそうで、EOS C200のほうは現在2ヶ月待ちの状態。ということで会場にやってきたのは、EVFがないEOS C200Bのほう。対応していただいたのは、キヤノンマーケティングジャパンの小池さん。

EOS C200が評価されているポイントはAFだという。話題のCinea RAW Lightのほうについ目がいってしまうが、実際の現場としては、RAWはまだまだこれからかもしれない。プロも徐々にAFを使うようになりつつあり、このEOS C200で実用になると高く評価されたようだ。隣のブースにはEFマウントを採用したパナソニックEVA1が展示されており、比較できる状態だったが、AFを比較してみると、EVA1はAFボタンを押すと、行きつ戻りつしてゆっくりフォーカスが合うという挙動だが、デュアルピクセルCMOS AFのEOS C200はすぱっ、じわっと合う印象。ここはさすがにデュアルピクセルCMOS AFが圧倒的な強さをみせていた。あと目につく違いとしては液晶パネルのサイズだ。EOS C200は4型液晶を採用。EVA1の3.5型は4型液晶を見たあとだと小さく見える。ただしこの4型液晶は下の写真のようにボディ側につけて収納することができる。

背が高いカメラだとカメラバッグへの収納などが気になるが、このように液晶パネルは折りたたむことができるので、収納するときにもひっかからない。ためしにすぐ前のマンフロットブースにあったカメラバッグ、CC-192Nに入れてみると、すんなり入る。さらにレンズを2本くらいいれる余裕もある。

キヤノンのビデオグラファー向けラインナップ。左からXAシリーズ、EOS C200B、EOS C100 Mark II、XC15。