ソニー、広帯域収音でハイレゾ音源収録対応のコンデンサーマイク・C-100など3機種を発売


▲左から C-100、ECM-100U、ECM-100N

ソニーは、広帯域収音でハイレゾ音源収録に対応したコンデンサーマイク3機種を3月17日に発売する。20Hz~50kHzの広帯域収音により、ハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)音源の収録にも適したスタジオ録音用コンデンサーマイクロホン・C-100、およびエレクトレットコンデンサーマイクロホン・ECM-100U と ECM-100N の3機種が商品化された。いずれも価格はオープン。市場推定価格は、C-100 が157,000円前後、ECM-100U が100,000円前後、ECM-100N が112,000円前後。

ソニーのプロ向けスタジオ録音用マイクとして、1992年に発売された C-800G 以来26年ぶりに開発されたこれらの機種は、全て50kHzまで減衰なく収音可能。3機種とも新開発のマイクカプセルを採用。振動膜(ダイヤフラム)の薄膜化・軽量化と背面電極板の音響インピーダンスの低減を実現し、超高域の50kHzまで減衰させずに収音可能だ。C-800G で採用されている防鳴筐体構造も継承。高域の抜けや音の透明度が増し、スタジオやコンサートホールの空気感を忠実に収音できる。

C-100 のおもな特長

●高域用(Φ17mm)と中低域用(Φ25mm)に新開発した2つのマイクカプセルを組み合わせた2ウェイカプセル構成。高域用は振動膜を薄膜化・軽量化しハイレゾ帯域の微細な音まで収音。

●いずれのマイクカプセルも背面電極板の音響インピーダンスを低減し、高い再現性を持った収音を実現。絶縁構造材にはポリエーテルイミド(PEI)を採用。カプセルケースと背面電極には切削した真ちゅうを使用し高精度に組み立てたことで、ひずみの少ない収音が可能。

●可変指向性で、単一指向性、全指向性、両指向性に切り替え可能。

ECM-100U、ECM-100N のおもな特長

●ECM-100U は単一指向で、楽器そのものが持つ音を忠実に収音。ECM-100N は全指向で、スタジオなど空間に響く豊かで繊細な音を色づけなく収音する。

●両機種とも C-100 と同様の技術と素材を使った新開発のマイクカプセルのほか、シャーシに亜鉛ダイキャスト、マイクのボディに切削加工の真ちゅうを組み合わせた防鳴筐体構造を採用。

▲ECM-100U(左)と ECM-100N(右)

仕様

製品詳細
C-100 http://www.sony.jp/microphone/products/C-100/
ECM-100U http://www.sony.jp/microphone/products/ECM-100U/
ECM-100N http://www.sony.jp/microphone/products/ECM-100N/

 

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