JVCは、NABの開催に先立って発表した新コンセプトカメラ“CONNECTED CAM”・第一弾の製品となるGY-HC900を基盤としたIP伝送の世界の提案を中心とした展示内容となっていた。CONNECTED CAMは新開発のプラットフォームにより、さまざまなネットワーク環境への接続への親和性を高めたモデル。

 

2/3インチの3板CMOSを搭載した正統派ENGカメラ。ショルダータイプのビデオカメラは、グルメ取材の店舗撮影など取材先に敬遠されることもあり、昨今の日本では珍しいというが、欧米市場では依然として高い人気を誇るという。

 

レンズはB4レンズマウント。CLEAR、1/4、1/16、1/64の4ポジションの光学NDフィルターを装備する。側面には各種撮影設定、音声、液晶モニターが搭載される。記録メディアはSDXC。記録は解像度1920×1080、最大フレームレート120fps。カラーサンプリングは4:2:2、ビット深度10bitに対応し、HDR用にHLGやJVC独自のダイナミックレンジ800%のJ-Log1 Gammaを搭載する。欧米のテレビ放送ではインフラの関係で4K/8Kなど高解像度化よりもHDRへの対応が先行していることもあり、こうした仕様を採用しているという。

 

本体背面には各種端子とIP伝送用の送受信機が搭載。従来のUSBホスト端子を使ったWi-Fi、LTEなどのドングルの他、内蔵LAN端子や2.4GHz/5GHzのMIMO方式デュアル・アンテナ型内蔵Wi-Fiなど、幅広いネットワークに対応する各種インターフェースを装備。

 

プロンプターやペデスタルなどと組み合わせたテレビスタジオ仕様のセッティング。

 

将来拡張予定のモジュールも参考展示。左から汎用SSDを使える専用のSSDケース。その隣が最大1Gbpsの伝送を可能にするLTE-A(Advanced)の拡張モジュール。右はH.264の倍の圧縮効率を実現するH.265のエンコードモジュール。

 

CONNECTED CAMのシステムを組み込んだ中継車。カメラと中継車、スタジオを無線伝送できるシステム。車の屋根に載っているのはLTE用のアンテナ。

 

●メーカーサイト

http://www3.jvckenwood.com/press/2018/gy-hc900.html