ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「DSC-RX100M5A」を発売した。価格はオープン(店頭予想価格は11万円前後)。

「DSC-RX100M5」の後継モデルでありながら、先日発売された「DSC-RX100M6」と同じ最新の画像処理エンジン「BIONZ X」が搭載されており、従来比1.8倍の高速処理を実現。これにより輪郭描写の精度が上がり、高感度撮影時のノイズを抑えることができるという。また、瞳AFの検出精度・追従機能の向上、連続写真撮影枚数もRX100M5の150枚から233枚に増えている。

二つの明確な違いはレンズで、「RX100M6」が24-200mm相当の光学8.3倍ズームレンズ(f2.8-4.5)を搭載しているのに対し、「RX100M5A」は従来の24-70mm相当の光学2.9倍ズームレンズ(f1.8-2.8)を搭載。

「RX100M6」、「RX100M5」との動画撮影機能の違い
「RX100M6」がサイバーショットとして初めてHLGに対応し、S-Log3を搭載しているのに対し、「RX100M5A」にはどちらも搭載されていない。しかし、高速画像処理エンジン「BIONZ X」をサポートする高速フロントエンドLSIの搭載により、センサーの読み出しスピードを高速化し、動いている被写体を撮影した際に生じるゆがみを軽減する。多彩な動画記録方式に対応しており新たにプロキシー記録ができるようになっている。また、動画撮影時にシャッターボタンにて録画開始、停止を設定することが可能になった。

◉製品詳細
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M5A/