5月号連動 <動画追加しました> ソニーα7 Ⅲ 「新スタンダード」の枠を超える「超弩級」機、現わる!! データダウンロードサービス


派生モデルとともに脈々と成長してきた「α7」の系譜。
その本家が「新スタンダード」を軽々と超えて文句ない1台に!!

ソニー α7 Ⅲ 登場。

「α7」がフルサイズのミラーレスとして世界に一躍登場したのが2013年。ミラーレスならではの小型ボディに35㎜フルサイズのセンサーを組み込み、その機動力とともに一眼レフカメラに負けない画作りができることに多くの動画クリエイターから歓迎された。その後、光学ローパスフィルターレス仕様で「解像度」を追求する「R」シリーズ、「高感度」対応の凄まじさで度肝を抜いた「S」シリーズを展開。同時に、本家と言える「α7」も2014年登場のα7 Ⅱではフルサイズ機で初めて5軸ボディ内手ブレ補正を搭載するなど進化を見せてきた。
2017年秋には、高解像度とともに高速・高精度AFを追求した「α7R Ⅲ」がリリース。圧倒的なその性能を目の当たりにし、ついにたまらずαの門を叩いたクリエイターは少なくないだろう。

そして2018年春、「フルサイズミラーレスの新基準」としてソニーはα7 Ⅲを誕生させた。有効約2420万画素裏面照射型CMOSセンサー、プロフェッショナルモデルのα9と肩を並べる693点像面位相差検出AFセンサーを搭載。惜しげもなく投入された最新技術とともに目を見張るのは、このカメラが23万円前後で手に入るということだ。
編集部では、このα7 Ⅲをα7S Ⅱ、α7R Ⅲ、そしてパナソニックGH5Sと撮り比べるとともに、動画クリエイターである3人のカメラマンにα7 Ⅲを手渡し(時間がないので宅配便を介さず3人全員に文字通りこのカメラを手渡しした)、その実力をあらゆる方面から解剖。

そうして全員が出した結論は、くしくも同じものだった。ここでは、記事のダイジェストとともに、α7 Ⅲの確かな実力を明かす動画と、PCにダウンロードして実際に自分の目で確認できるムービーデータを用意。
「この春フルサイズミラーレスをはじめよう!!」…それでも二の足を踏む人に、この特集が一歩を踏み出す大きな原動力となれば幸いである。

(4月23日追加)
菅原さんがまとめたα7 Ⅲの力が分かる動画

 

Part1◎
α7 Ⅲ vs α7S Ⅱ vs α7R Ⅲ vs パナソニックGH5S

解像感CHECK  ↓ α7 Ⅲ + レンズ:FE 24-105mm F4 G OSS

低照度CHECK ↓ α7 Ⅲ  ex ) ISO12800

AF性能CHECK  ↓ α7 Ⅲ

横パン(人物フレームイン) や歩いて近づいてくるというテストをしていたが、どれも優秀なので、最終的には林の奥深くにいる人物がカメラに「走ってくる」というAFテストを実施。(解説◎菅原 安)

もったいぶらずに各機の結果を出すと

解像感(動画)◎1位:α7 Ⅲ、2位:α7S Ⅱ
低照度◎1位:α7 SⅡ、2位:α7 Ⅲ
AF性能◎1位:α7 Ⅲ、2位:α7R Ⅲ

という結果に。
(本誌 菅原テスターによる本文から抜粋)
ほかにスチルの解像感なども見たが、これはもうセンサーの力によるのでα7R Ⅲということになる。しかし全体は一体どうしましょうという結果だ。動画解像感でもα7R Ⅲがトップと予想していたのだが、動画の世界ではそう単純でなく、明らかにα7 Ⅲのほうが好印象。さすがに低照度ではα7S Ⅱの強さは揺るがなかったが、その“S”に肉薄するとは想像もしていなかった。ノイズリダクションというよりセンサーの資質の高さで勝ち取った順位と言えよう。そしてAF性能では圧巻の追従力で他機を寄せ付けなかった。

そのほか、手ブレ補正能力などもチェック。(誌面参照)

◎撮影データのダウンロード案内はページの下にあります。

 

Part2◎
α7 Ⅲ 活用レポート

CASE1◎鈴木佑介氏による現場活用事例~ウェディング
α7 Ⅲ + FE 24-105mm F4 G OSS

本誌での連載も注目されている鈴木さんが、α7 Ⅲの4K/24pモードでウェディングの美しいシーンの数々を切り出す。ここでも位相差検出AFセンサーの力は絶大で、慌ただしいブライダル撮影の1日を何の心配もなくAF/MF併用で撮りきった、という。
記事では、鈴木氏おすすめのα7 Ⅲカスタマイズ法も紹介。

CASE2◎伊納達也氏、ドキュメンタリー現場での価値を実感

α7 Ⅲリレーの第2走者は、ドキュメンタリーや料理動画、地域紹介等の撮影現場で活躍する伊納氏。ソニーα7R Ⅲの購入に踏み切った伊納氏にα7 Ⅲを手渡した瞬間、微妙な表情をわずかに見せたような、見せなかったような。

(本誌 伊納テスターによる本文から抜粋)
(中略)あと、細かいボタンの押し心地の違いなどはあるものの、写真の高解像撮影と4K/30p撮影が必要ないのであれば、何のためらいもなくα7 Ⅲを選んでよいかなという印象。個人的には動画撮影のみを考えるのであれば、実売15万近くある価格差(α7R Ⅲ)ほどのメリットは感じられず、ちょっと悔しい結果に。

伊納氏だけでなく3人全員が高く評価したのが、α7 Ⅲの「APC-C S35」モード。24p時は画角変化なく使え、30pでは少しクロップされるがその分望遠撮影ができると捉えることもできる。

CASE3◎菅原 安テスターが、フルサイズで春を追う

菅原さんには今回も、共通テストとフィールド撮影にと奔走していただいた。CASE1、2のお二方はレンズは基本的に1本(FE 24-105mm F4 G OSS)だが、菅原さんには3本のレンズで撮影。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS
FE 24-105mm F4 G OSS
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

各レンズの手応えや、α7 Ⅲの操作感をレポートいただいたが、ここでも最後に大きく評価されているのが「APS-C S35」モード。最大1.5倍のエクステンダー効果が得られるほか、使い方次第で背景処理の面での活用もできる、という。

 

◎撮影データ ダウンロード(解像感、AF性能)

ソニー α7 Ⅲ /  ソニー α7S Ⅱ /  ソニー α7R  / パナソニック GH5S  の撮影データを種類ごとに収録しています

◎解像感1(山)

◎解像感2(小学校

◎スチル解像感

◎AF性能 パン二ング

データは各項目名をクリックしてダウンロードしてください。zip形式で圧縮されていますので解凍パスワードが必要になります。解凍パスワードは本誌特集の最後のページに記載されています。(今回のデータ提供は実際に本を買われた方へのサービスになります。パスワードを他人に教えたり、ウェブやSNSなどで拡散することはご遠慮ください)

ファイルが大きいためダウンロードには時間がかかります。まずは比較検証したいデータのみダウンロードさせることをおすすめします。

 

◎ソニー α7 Ⅲ 公式 サイト
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M3/

 

vsw