ソニーは4月6日、同社のモバイルモーションキャプチャーmocopiのソフトウェアアップデートを発表した。今回のアップデートの目玉はAR撮影機能とVRoid Studioで作成したアバターをmocopiアプリで直接読み込めるようになったこと。iOS版のアプリは本日公開。Android版も後日公開予定だという。

 

mocopi(直販価格49,500円)はソニーが今年1月に発売したモバイルタイプのモーションキャプチャーデバイス。

 

小型のセンサーを両手両足、腰、頭に装着して使用する。スマートフォンのアプリmocopiでBluetooth接続することでセンサーを取り付けたアクターの動きがアプリ上のアバターに反映される。

 

 

実写背景にアバターを合成して撮影できる「AR背景モード」

スマートフォンのリアカメラで映した映像を背景にできる「AR背景モード」を使えば、現実空間にアバターを合成した動画を作ることが可能に。

 

 

VRoid Studioで作ったアバターもシームレスに読み込み可能になった

▲VRoid StudioからVRoid Hubへ作ったアバターをアップロード

 

VRoid StudioはPixivが提供する目や鼻、口、髪型、服装などを選択するだけで手軽にアバターが作れる無料ソフト。このソフトで作ったアバターを3Dキャラクターのための投稿&共有プラットフォーム・VRoid Hubにアップロードすることでmocopiのスマホアプリからも作ったアバターを自身のスマホに簡単に読み込めるようになった。

 

▲mocopiアプリからVRoid Hubにアクセスし、作ったアバターを読み込んだ状態

 

手軽にモーションキャプチャーを楽しめるmocopiと簡単にアバターが作れるVRoid Studioの連携、そして実写背景と組み合わせたAR背景モードの搭載で、日常や旅先などいつでもどこでもお気に入りのアバターで動画撮影が楽しめるようになった。

 

少人数の映像制作の現場などでもmocopiが活用される日が来るかもしれない。

 

 

●mocopiの製品情報

https://www.sony.jp/mocopi/