『カナルタ 螺旋状の夢』で監督をつとめ、国内外の賞を受賞した映像作家・文化人類学者の太田光海が、クラウドファンディングを実施している。
今回のクラウドファンディングは、3月に第一子の妊娠を発表したアーティストのコムアイの妊娠から出産にいたるまでを追いかけるアート・ドキュメンタリー『La Vie Cinématique映画的人生』の製作費を募るもん。3月から実施され、本日で最終日を迎える。
5月5日に最初の目標である、600万円を達成しているが、新たにストレッチゴールを800万円に設定し、「特殊撮影費」と「配給費用」にあてるという。
作品は、「コムアイの胎児の視点から、この世界はどう映るのだろうか?」がキーコンセプト。「一つの命が誕生する」という人間の営みの本質に立ち返りつつ、コムアイの妊娠期間中に世の中で起きている出来事を日頃の活動とともにカメラに収めることで、胎児が曖昧な状態で存在する世界を表現する。2024年の公開を予定している。
すでに撮影を開始しており、都内だけでなく様々な地域を訪れ、芸術祭での作品展示やパフォーマンス、国内の民俗文化の観察といった活動をするコムアイの様子を収めているという。
クラウドファンディングは本日23時59分まで。