株式会社朋栄は、最新のLTO-9テープへのアーカイブに対応したLTO サーバー『LTS-90』を9月25日より発売した。価格は1,980,000円(税込)。

『LTS-90』は、最大転送速度300MB/秒(2.4Gbps)のLTO-9ドライブを搭載したLTOサーバー。非圧縮時18TBのデータ保存が可能なLTO-9テープのほか、LTO-8テープ(非圧縮時12TB)の読み込み/書き込みにも対応。20TBストレージオプションを搭載することで、外部ストレージドライブを使用することなく、LTS-90だけでLTO-9テープの正副コピーに対応する。

外付けLTOドライブユニットLTO-EU8/LTO-EU7を接続して、専用オプションソフトウェアLTS-MGSを併用することで、HDD を経由せずにLTOテープからLTOテープへバックアップコピーができる。LTO-EU8はLTO-8/LTO-7テープの読み書きに、LTO-EU7はLTO-7/LTO-6テープの読み書きとLTO-5テープの読み込みにそれぞれ対応しているため、これまでにアーカイブしてきたLTOテープ資産をLTO-9テープへマイグレーションすることが可能になるとしている。

『LTS-90』は多彩なバックアップ機能を搭載。LTOテープ上のファイルをFTP経由で読み書きできるほか、USBデバイス内の映像ファイルをフォルダ単位でLTOテープに書き込み可能。USB3.0ストレージデバイスやNASからの高速バックアップにも対応。さらに、LTOテープとUSB3.0ドライブ、またはLTOテープとNASの2カ所同時コピーが可能となっており、コピーが正しく実行されたかを確認するベリファイ機能も搭載している。

『LTS-90』のネットワーク接続は、標準装備の100BASE-TX/1000BASE-T端子で行われるが、より高速な10GbE接続に対応するRJ-45ネットワーク端子またはSFP+端子のインターフェースを追加搭載できる。

『LTS-90』で、映像ファイルをアーカイブする際には、映像ファイルにメタデータを付与し、素材ファイル管理ソフトウェアLTS-MAMを使用して複数テープの映像素材を管理することが可能。各種コーデックオプションソフトウェアにより、保存する映像ファイルのサムネイルとプロキシビデオ(低解像度からHD解像度、マルチコーデック対応)を自動的に生成することができる。LTOテープ内に保存した映像ファイルから、必要な個所のみを別の映像ファイルとして取り出すことができるパーシャルリトリーブにも対応している。

 

 

◉製品情報
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株式会社朋栄
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