喜怒哀楽のいずれの感情にも属しない「恐怖心」をテーマにした企画展『恐怖心展』が2025年7月18日(金)から8月31日(日)までBEAMギャラリーで開催される。
あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安を指す「恐怖心」。今回の展覧会では、「先端」「閉所」「視線」といった、様々なものに対して抱く「恐怖心」をテーマに、展示が行われる。
手がけるのは、東京・名古屋で約10万人が来場した『行方不明展』を企画した、気鋭のホラー作家・梨、株式会社 闇、『イシナガキクエを探しています』『飯沼一家に謝罪します』などで知られるテレビ東京プロデューサー・大森時生ら。昨夏『行方不明展』を手がけたスタッフが再集結し、新たなテーマで作品が展開される。
また、大森時生プロデューサーが、ホラーモキュメンタリーの魅力、プロデューサー目線の考え方を明かす「ビデオサロン8月号」は、7月18日発売される。こちらも併せてチェックしていただきたい。
スタッフコメント
梨
「恐らく人間は、何かの片手間に怖がる、ということはできません」「例えば、笑いながら泣くことはあるでしょうが、そういう喜怒哀楽に対して、恐怖は独立しています」
─『お前の死因にとびきりの恐怖を』(イースト・プレス)
頓花聖太郎(株式会社闇)
恐怖というテーマと向き合い続けて、はや10年になります。この間に分かったのは、恐怖の本質はその対象そのものよりも、それを感じ取る私たち自身の「心」の中にある、ということでした。
人は何を恐れるのか。その恐れをどのように感じるのか。そこには個人個人の生き方や経験が深く刻まれています。今回の「恐怖心展」では、無数の「恐怖心」を物語にし、展示というかたちで再現しました。その多様な心のありようを追体験することが、この10年の問いの、ひとつの答えになると考えています。
大森時生(株式会社テレビ東京)
恐怖心に向き合うことは、自分と向き合うことです。
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概要
開催日時
2025年7月18日(金)〜8月31日(日)
11:00〜20:00
※最終入場は閉館30分前まで
※観覧の所要時間は約90分となります
会場
BEAMギャラリー 東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4F
※渋谷駅から徒歩5分
料金
2,300円(税込)
※小学生以上は有料