今年の富士フイルムブースの目玉は10月下旬から発売が開始されたラージフォーマットシネマカメラGFX ETERNA 55。昨年のInter BEEにモックが初展示され、約1年を経て製品版が初披露された。

タッチ&トライのコーナーでは、映画『ラ・ラ・ランド』的なパフォーマンスを様々なレンズとの組み合わせで試すことができた。

Atlasの1.5倍アナモフィックレンズKAIZENも参考展示。マウントはLPLを採用し、GFX ETERNA 55のほか、ブラックマジックデザインURSA Cine 17K 65、ARRI 265(スコープ撮影時)などの大型センサーに対応する。シリーズとして35mm T2.5、40mm T2.5、50mm T2.5、75mm T2.5、100mm T2.5の焦点距離を用意するという。金色のフレアが特徴で、OrionシリーズとMercuryシリーズの中間のようなルックを作り出せる。

映画フィルムのETERNAと合わせて、分解されたカメラが展示されていた。

Inter BEE CINEMAステージ付近にもブース展示。GFX ETERNA 55とジンバルを組み合わせたセットアップ例。Ronin 2ではなく、RS 4 Proで運用できるのがポイントだという。

手前はGFX ETERNA 55と合わせて10月下旬に発売された焦点距離全域でT3.5通しGFレンズ初となる動画用電動パワーズームレンズGF32-90mmT3.5 PZ OIS WR(35mm判換算:25-71mm相当)。ラージフォーマット対応の電動ズームレンズながら全長約222mm、質量約2.1Kgという小型・軽量設計。手ブレ補正やAFにも対応する。