合成樹脂素材を扱うダイヤテックスは、Inter BEEにおいて、塗装や建築現場でおなじみの養生テープ「パイオランテープ」を前面に展示した。今回の展示では、テレビ、CM、MV、YouTubeなどさまざまな映像制作の現場で活用されているクロマキー合成に特化したパイオランテープが紹介されていた。

クロマキー用テープは25mm幅と50mm幅の2種類が用意されており、カーテンやカーペットの幅継ぎや隙間隠し、クロマキースタジオ内のバミリなどに使用できる。また、100mm幅のテープは中央部50mmに粘着剤がない特殊な設計となっており、ケーブルの養生などに便利な仕様になっている。

展示担当のスタッフによると、「リアルな舞台セットや配信スタジオでも、コードを一時的に固定したい場面が多いため、剥がしやすさと強さのバランスを両立させた設計が現場の技術者に評価されている」という。実際、ブースでは手切れ性や再剥離性の高さが実演されており、粘着性能と残粘(のり残り)の少なさを両立させた点が映像現場でのアドバンテージとしてアピールされていた。

クロマキーテープのほか、つや消しの黒や白のテープも合わせて展示され、多様な映像制作のニーズに対応できる製品ラインナップが紹介されていた。