インターBEEのプロオーディオ部門ではPAやMA作業的な展示が中心だが、各メーカーにビデオユーザーにおすすめのマイクを紹介してもらった。
◆オーディオテクニカ
インタビューなどの仕込みマイクとして使えるAT898とAT899 。ケーブル長はともに3m、出力コネクターはXLRMタイプ。AT898は単一指向性。周波数特性は200〜15000Hz。感度は−45dB(電池時)-42dB(ファントム時)。本体直径5.3m。楽器の収音に向いているという。
AT899は無指向性で本体直径5mm。周波数特性20〜20,000Hz。感度は45.5dB(電池時)-43dB(ファントム時)。シンポジウムでのPA用などに向いているとのこと。
定番なのはやはりコンデンサー型のガンマイク。AT4071aが人気。
◆ゼンハイザー(ゼネラル通商)
MKH8000シリーズの新製品。MKH8020(無指向性)、MKH8040(カーディオイド)、MKH8050(スーパーカーディオイド)の3タイプがあり音響条件が難しいというクラシック音楽の録音などに向いているという。サイズも直径19mm、長さ41mmとコンパクト。
サラウンド用のマイクスタンド。ネイチャー系の環境音収録などに使える。
◆コンチネンタルファーイースト
SONTRONICSのリボンマイクSIGMA(左)と真空管コンデンサーマイクHELIOS(右)。ナレーションやドラマのモノローグを収録するのに最適。デザインも味があってカッコいい。SIGMAは双指向性で周波数特性20〜15000Hz。感度は18mV/Pa-33dB±1dB。コネクターは3pin XLR 。価格は102,000円。HELIOSは無指向と双指向性の可変式で、周波数特性20〜20,000Hz。感度は20mV/Pa-32dB±2dB。コネクターはマイクロフォンが8pinコネクター、電源が3pin XLR。価格は119,000円。
NHKでも使用されているというCharterOakのコンデンサーマイク。E700。145,000円。
◆タックシステム
ROYERのマイク。中でもおすすめはリボンマイクのSF1。直径25mm長さ142mm。リボンマイクとしては、このサイズの製品は画期的だという。1.8ミクロンのアルミニウムリボンを使用。双指向性で、周波数特性30〜15,000Hz。感度は-52dB。199,500円。今井美樹さんも御用達のマイクなんだとか。
ビデオユーザーに人気だというバイノーラルマイク。環境音などを臨場感たっぷりに収録できる。