毎年1月に米ラスベガスで開催される世界最大の家電の展示会CESに合わせて
ビデオカメラの新製品が発表されます。
今年もソニー、パナソニック、キヤノンから新製品が発表されました。
ビデオカメラは進化の曲がり角にきているのか、
各社の方向性の違いが興味深いところです。詳しくはぜひ本誌をチェックしてみてください。
一方で、デジタル一眼や大判センサーカメラも着実に市民権を得て、
プロだけではなく、アマチュアの個人ユースでも使いこなす人が増えてきました。
ここで改めてビデオユーザー目線で
「デジタル一眼&大判センサーカメラ入門」という特集をくんでみました。
まずは、ビデオユーザーに必須の機能を整理したあとに
入門に最適な3台のカメラをピックアップしてレポートしています。
またこれまでほとんどやってこなかったのですが、
同価格帯ビデオカメラとの同条件での撮り比べもやってみました。
さらにデジタル一眼を流用したビデオカメラ、ソニーVG20と
動画専用に設計された大判センサーカメラ、FS100Jとでは
どこに違いができるかも明らかにしています。
今号もぜひお早めにお買い求めください。
さて、表向きの宣伝はここまでにして、
今号で一番気になった製品といえば、
なんといってもソニーのα77です。
静止画の評価というのは、そちらの方面の人にきいてみないとわかりませんが、
動画は、ホントに素晴らしかったです。ソニーが意地を見せたというか。
これほどの多画素センサーなのに、CMOSからの読み出しが絶妙です。
輪郭がものすごくナチュラルで画の見通しがよくて、
これ本当にデジタル一眼の動画なのか!?という感動がありました。
もちろんデジタル一眼の場合、レンズも含めたトータルの評価になると思うのですが、
センサーからの出力だけで言えば、
デジタル一眼界ではナンバーワンといってもいいのではないでしょうか?
ビデオ系の人もこの画を見せられたら文句はでないでしょう。
それどころか、驚くのでは?
もっともα77の場合、α55と同様に、夏場の暑いときには熱でとまってしまうという症状は
改善されていないようです。これが致命的かも。
αの場合は手ブレ補正をONにしているとかなり熱が出るので、そのせいもあると思いますが。
同じセンサーを使ったEマウントのNEX-7であれば、
画質がよくて、かつ止まらない可能性があるわけで、
はやくNEX-7ムービー、ためしてみたいです。